腸科学――健康・長生き・ダイエットのための食事法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

腸科学――健康・長生き・ダイエットのための食事法 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

クロマッキー大学
【腸内細菌の多様性を増やそう!】腸科学【短鎖脂肪酸を増やそう】

クロマッキー大学さんが紹介

おすすめコメント

腸内細菌の多様性を増やせば痩せられる、という衝撃的な内容から解説が始まる一冊として紹介されています。

私たちの健康や体型に大きく関わる腸内細菌。その驚くべき役割と、腸内環境を最高の状態に保つための具体的な方法が、科学的根拠に基づいて分かりやすく説明されているそう。

腸内細菌のすごい役割

腸内細菌には、主に2つの重要な役割があるとされています。

  • 免疫系の調整:腸内にいる微生物が免疫系を訓練し、有害な病原菌と戦う力をつけてくれるだとか。この連携がうまくいかないと、自己免疫疾患につながることもあるらしいです。
  • 代謝の調整:食物繊維から「炭差脂肪酸」という物質を生み出すことで、私たちの体に嬉しい効果をもたらしてくれるとのこと。

炭差脂肪酸には、インスリンの効きを良くしたり、コレステロールの合成を抑えたり、さらには食欲を抑制するホルモンの分泌を促したりと、ダイエットにも直結する作用がたくさんあると紹介されています!

健康の鍵は「多様性」を高めること

これらの恩恵を最大限に受けるためには、腸内細菌の「多様性」を高めることが何よりも重要だそうです。
実際に、腸内細菌の種類が少ない人は、インスリン抵抗性高コレステロール炎症などを引き起こしやすい傾向があるとのこと。

多様性を高める具体的な方法

動画では、多様性を高めるための具体的な方法が5つ紹介されていました。

  1. 清潔になりすぎない:意外にも、庭いじりをしたりペットと触れ合ったりして、適度に微生物に触れることが免疫系を働かせ、多様性を高めることにつながるそうです。
  2. プロバイオティクスを摂る:ヨーグルトやキムチ、味噌、納豆などの発酵食品に含まれる、体に良い生きた微生物のこと。人によって相性があり、1週間ほど試すと自分に合うものが分かるらしいです。
  3. プレバイオティクスを摂る:腸内の良い菌のエサとなる食物繊維のこと。特に、果物、野菜、豆類、全粒穀物などに含まれる「マック(MACs)」を積極的に摂ることが推奨されています。
  4. 赤い肉の摂取量を減らす:摂りすぎると、心血管疾患のリスクを高める物質が体内で増えてしまう可能性があるとされています。
  5. 飽和脂肪酸の摂取を減らす:肉の脂身やバターなどの動物性脂肪は、炎症を引き起こす悪玉菌のエサになりやすいだとか。

腸内環境を良好にして免疫力を高めたい方や、体脂肪を落としたいと考えている方には、ぜひ参考にしてみてほしい一冊として紹介されています。

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