1分脳活──脳が10歳若返る!

脳の老化は40代頃から始まると言われ、物忘れが増えたり頭の回転が遅くなったりするのは、脳からのSOSサインなのだとか。本書「1分脳活──脳が10歳若返る!」では、そんな脳の老化を防ぎ、活性化させるための誰でも簡単に1日1分で取り組める習慣が数多く紹介されています。

専門的なドリルに取り組むのではなく、日常生活の過ごし方を少し工夫することが大切だと説明されています。

暮らしの中ですぐに実践できる1分脳活

• •聞き手と逆の手をあえて使う: 歯磨きなどの日常動作をあえて逆の手で行うことで、脳は新しいチャレンジと認識し、活性化するそうです。
• •ときめきを感じる: 恋愛に限らず、好きな俳優や可愛いペットなど、日常のささいな「ときめき」がドーパミンを分泌させ、脳の認知機能を高めることにつながると紹介されています。
• •本や新聞を音読する: 目で見て、理解し、声に出し、それを聞くという行為は、一度に脳の4つの部位を使う「一石四鳥の最強の脳トレ」！と紹介されています。認知機能の低下を防いだという研究もあるほどだとか。
• •1分のおしゃれをする: 「見た目が若い人は脳も若い」という言葉の通り、外見に気を配る心持ちが脳の活性化に効果的だそうです。髪の分け目を変えるなど、小さな変化でも十分な刺激になるとのこと。
• •2日前の日記を書く: 短期記憶を司る海馬を活性化するのに最適な方法として紹介されています。頑張って思い出そうとすることで、脳は大きく活性化するそうです。

食べる脳活！脳に良い食べ物

脳に良い食べ物を摂ることも「最強の脳活」であり、脳への投資だとされています。

• •ネバネバ系の食べ物: オクラや納豆、海藻類などに含まれる成分が、血糖値の急上昇を抑えたり、脳の炎症を抑えたりするのに役立つそうです。
• •発芽玄米や押し麦: 白米の代わりに食物繊維が豊富なこれらを食べることで、血糖値の上昇を緩やかにし、脳への負担を減らすことができると紹介されています。
• •鮭: 強力な抗酸化作用を持つアスタキサンチンや、脳細胞を活性化するDHA・EPAが豊富な「魚の王様」！と評されています。
• •赤ワイン: お酒の飲み過ぎは脳に悪影響ですが、どうしても飲むならポリフェノールの一種「レスベラトロール」が豊富な赤ワインがおすすめだとか。

これらのように、日常生活の様々な場面に取り入れられるシンプルな習慣を長く続けることで、今の健康な脳をキープし、脳を10歳若返らせることができると紹介されています。