精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術

この本は、メンタル疾患や身体疾患がなかなか治らない人、病気の家族を支える人、そして不安や怒りといったネガティブな感情に悩むすべての人にとって、病気を治すためのヒントが得られる一冊として紹介されています。
健康な人にとっても、病気になりやすい人の特徴を学び、病気を予防して長生きすることに繋がるそうです。とても素晴らしい本でした！とのこと。

本書の内容を実践することで、ネガティブな感情のコントロールができるようになり、全ての人が楽しく明るく健康に生きるための術が身につくのだとか。

本書で解説されている主なポイント

• いつまでも病気が治らない人の危険な特徴

  • •なかなか治らない人ほど「病気と戦ってしまっている」という点が、大きな特徴として挙げられています。
  • •病気と戦うことでストレスは何倍にも膨れ上がり、アドレナリンやコルチゾールといったストレスホルモンが過剰に分泌され、免疫力や自然治癒力を低下させてしまうそうです。これが病気が治らない最大の原因だと解説されています。

• 病気と戦わないための「5つの戦わない」

  • •病気を治し、病気にならない生き方を実践するための具体的な方法として、以下の5つが挙げられています。
  1. •病気と戦わない：病気は敵ではなく、体を守るための「SOSサイン」と捉え、受け入れることが大切だとか。
  2. •医者と戦わない：医者を信頼し、一緒に治していくという姿勢が重要だとされています。
  3. •自分と戦わない：自分を責めることはストレスを上乗せするだけ。過去を忘れ、これからの生活習慣を改めることが勧められています。
  4. •薬と戦わない：薬に対してネガティブなイメージを持たず、「必ず効く」と思って飲むことでプラセボ効果が高まるそうです。
  5. •完全に治そうと戦わない：「100点満点」を目指すのではなく、「今より良くなること」を目標にすることで、ストレスが減り、着実に改善していくことができると解説されています。

• 不調や病気を消す最強の治療法

  • •病気や不調を受け入れ、不安を取り除くことが治療の第一歩だとされています。
  • •絶対に悪口を言わず、人に助けを求めること。悪口はストレスを増やし、孤独は健康に悪影響を及ぼすため、周囲に頼ることが重要だそうです。
  • •感謝の言葉で病気を治すエネルギーを得ること。感謝は科学的にもエンドルフィンやオキシトシンの分泌を促し、痛みを和らげ、回復を早める効果が期待できると紹介されています。

これらの「戦わない」姿勢を実践するだけで、心身の不調に苦しんでいた人も、心がすっと軽くなるのを実感できるはずだそうです。