腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する (幻冬舎新書)

体を動かさない生活が、なぜこれほどまでに体に悪いのか、そのメカニズムについて解説された一冊として紹介されています。

この本によると、私たち人間はもともと地上で動くために、リンとカルシウムを骨に溜めるシステムを進化させてきたそうです。
しかし、体を動かさなくなってしまうと、そのシステムが深刻な老化を招くと指摘されています。

• •体を動かさないと、骨の中に蓄えられていたリンとカルシウムがどんどん流出してしまうと解説されています。
• •この流出した老化加速物質「リン」が増えることで、腎臓の機能が低下し、老化が加速して、みるみるうちに体が衰えていってしまうのだとか。

「生きているうちはずっと向上的に体を動かししていなくてはならず、動かなくなったり動けなくなったりしたらもうおしまい」と述べられており、体を動かさなくなることを合図に骨と腎臓が衰え、急激に体が老化してしまうと警鐘が鳴らされています。

なぜ運動が不可欠なのか、その根本的な理由を理解し、若々しさを保ちたい方にとって重要な知識が得られると紹介されています。