ときときチャンネル 宇宙飲んでみた (創元日本SF叢書)

ときときチャンネル 宇宙飲んでみた (創元日本SF叢書)

ほんタメ
読書が好きすぎる私が最近読んだ本【2024年5月】

ほんタメさんが紹介

おすすめコメント

今回紹介された中で一番押したかった作品として紹介されています!

物語のテーマはなんとYouTuberの話
普通の社会人である主人公が、同居人であるマットサイエンティストの「たらみきさん」が作るすごいものを配信し、収益化を目指す物語だそうです。チャンネル名は「ときときチャンネル」で、まずは登録者数1000人を目指すというリアリティのある設定だとか。

作中で展開される企画が非常にユニークで、聞くだけでワクワクします!

  • 宇宙飲んでみた:第1回目の企画。カップに入った「宇宙」を飲んで食レポするそうで、飲むと「宇宙と繋がったわ」「全てが分かった」感覚になるらしいです。
  • 時間買ってみた:なんと時間を生き物化できてしまうそうです。
  • 家の外なくしてみた
  • エキゾチック物質雑談してみた
  • 登録者数完全破壊してみた

この作品の大きな特徴は、全編がYouTubeの配信をそのまま文字起こししたような文体で書かれていること。「どうも、ときときチャンネルです」という挨拶から始まり、コメントを拾いながら進む生配信の様子が文章だけで楽しめるそうです。

さらに、作中には相対性理論に関する数式やグラフなども登場し、物理に詳しい人が読むと特に楽しめると紹介されています。実際に理系の読者の間で「これ本物かも」と話題になったというエピソードもあるとか。どこまでが本物の科学で、どこからがSFなのか分からなくなる不思議な感覚が味わえる一冊のようです。
もちろん物理に詳しくなくても、その奇想天外な発想とYouTube配信のノリで楽しく読める作品だそう!

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。