
ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学
【要約】ATTENTION SPAN(アテンション・スパン) デジタル時代の「集中力」の科学【グロリア・マーク】
フェルミ漫画大学さんが紹介
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デジタル時代の「集中力」を最大化させる方法を教えてくれる一冊として紹介されています。
SNSやメール、アプリの通知など、常に気が散る状況に置かれている現代では、パソコン画面を見ている時の平均的な集中持続時間は、わずか44秒に過ぎないそうです。
この本では、私たちが1日に使える集中力は「限られた資源が入ったタンク」のようなもので、特に注意を向ける対象をコロコロ切り替えるマルチタスクは、このタンクを著しく浪費させてしまうと説明されています。
この限られた集中力をうまく活用するための、具体的な方法がいくつも紹介されていました。
集中力がピークの時に大事な仕事を行う
- •多くの人の集中力は午前11時と午後3時頃にピークを迎えるそう。このゴールデンタイムを、メールチェックではなく最も重要な仕事に使うことが推奨されています。
マルチタスクよりシングルタスクでこなす
- •複数の作業を同時に行うと成果が落ち、ストレスや疲労が溜まりやすくなるため、目の前の1つのことに集中するシングルタスクが一番の近道だとされています。
切りのいいところで作業を中断する
- •中途半端な状態で中断すると、その仕事のことが頭から離れず集中力を消耗してしまうそうです。もし、切りのいいところで中断できない場合は、次にやることをメモに残しておくだけで頭を切り替えやすくなるとのこと。
疲れたら休憩をとって集中力を回復させる
- •散歩や自然に触れること、あるいは単純な動画やゲームを楽しむなど、仕事や勉強から完全に切り離された休憩が効果的だとか。
1日の目標を明確にする
- •毎朝「今日は何を達成したいか」と自分に問いかけ、その目標を付箋に書くなどして1日の中で何度も思い出せるようにしておくことが、自制心を働かせる上で非常に重要だとされています。これがこの本のメインテーマでもあるそうです。
現代社会では、私たちの「注意力」そのものがお金になるため、自分のお金を守るように注意力を管理する意識が大切だと説かれています。
ただし、「とてもいい本だが非常に読みづらい」そうなので、気軽に読もうとすると打ちのめされるかもしれない、というアドバイスもされていました。
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