NUDGE 実践 行動経済学 完全版

NUDGE 実践 行動経済学 完全版

聞いてわかる投資本チャンネル
【名著】経済×心理学を活かした新常識!ナッジ理論を学ぶ完全版【完全版】

聞いてわかる投資本チャンネルさんが紹介

おすすめコメント

行動経済学最高の入門書と紹介されています!
2008年版から大幅に内容が変わり、ほぼ新作みたいな感じになっているそうです。今や行動経済学はビジネスマンや投資家にとっての教養になりつつあるとされており、その入門としておすすめの一冊だとか。

本書では、人間が必ずしも合理的な選択をするとは限らない「人間らしい非合理な部分」に着目し、より良い選択を促すための考え方が紹介されています。

  • 選択アーキテクチャー: 人々が正しい選択をしやすいように、その仕組み自体をうまく設計すること。
  • リバタリアン・パターナリズム: 自由を尊重しつつも、本人が望む良い結果になるように、さりげなく選択へ影響を与えるという考え方。
  • ナッジ: 本書のタイトルにもなっている中心的な概念で、肘で軽くこづくように、人々が適切な選択をしたり、危機を回避したりするのをそっと手助けすること。

動画内では、この「ナッジ」を使った具体的な実験例も紹介されています。
例えば、税金の滞納者に対し、「イギリスの納税者の10人のうち9人が期限までに税金を納めています。あなたはごく少数のまだ納税していない人の一人です」という手紙を送ったところ、事務的な手紙よりも納税率が大幅にアップしたそうです。これは「みんなと同じであることが私もそうする理由になる」という社会的規範を利用したナッジの一例です。

また、投資においても役立つ考え方が色々と盛り込まれているとのこと。

  • 心の会計(メンタル・アカウンティング): 「投資で儲かったお金」と「コツコツ貯めたお金」を無意識に区別してしまい、儲かった分を無駄遣いしやすくなる心理(ハウスマネー効果)。配当金も元本と同じように大切に扱うべきだとされています。
  • 参照点(アンカリング): 「1年前より半額だから安い」など、過去の価格を基準に今の価値を判断してしまう心理的バイアス。投資判断を誤らせる危険な罠として紹介されています。

今回の完全版では、2008年版にはなかったコロナ以降の情報も盛り込まれているほか、解約手続きをわざと面倒にするような、ナッジとは逆の「スラッチ」という概念も追加されているそう。
専門的な内容でありながら、非常に読みやすく、行動経済学を学ぶ上での鉄板の一冊と紹介されています。

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