JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

投資の参考文献として、「これだけでいいもはや！」と強く推薦されている一冊だそうです。よっぽど短期でお金を作りたいという人以外は、この本に書かれている投資の話だけで十分だとか。

著者は投資家でありデータサイエンティストで、本書のすごいところは、100年から200年という長期間の投資データをすべて集めて分析し、そこから導き出された科学的投資法がまとめられている点にあると紹介されています。

この本で学べるのは、以下のような投資の基本戦略だそうです。

• •時代や個人の投資の腕前に左右されず、無理なく長期的に資産を作る方法
• •20年から30年単位でコツコツと資産を築く、ベースとなる「守りの投資」
• •具体的な戦略は「ドルコスト平均法」と「ジャストキープバイイング」を組み合わせること

特に印象的なのは、多くの人が抱く「安い時に買い、高い時に売る」という投資イメージを覆すデータ分析の結果が示されている点です。
なんと、予測の神がいて常に株の底値で買えたとしても、毎月コツコツ一定額を買い続けるドルコスト平均法には勝てない、という結論が出ているそう。これは、株価が底値になるタイミングは非常に少なく、投資に参加できる機会が減ってしまうためだと説明されています。底値からわずか2ヶ月タイミングがずれるだけで、97%の確率でドルコスト平均法に負けてしまうとのこと。

「最高の本」と評されており、紹介されているデータが細かくてありがたいとも言われています。投資の正解がない中で、自分のライフスタイルに合わせた投資を始めるための、確かな土台となる知識が得られる一冊として紹介されています。