言語化の魔力　言葉にすれば「悩み」は消える

これぞ究極の悩み解決本！と紹介されています。精神科医としての30年の経験と、4000を超える悩み相談の実績の集大成として、あらゆる悩みを解決するための手段が非常に分かりやすくまとめられている一冊だそうです。

本書で最も強調されているのは、「言語化」の持つ魔力。言葉にすれば、あなたの悩みはどんどん消えていくと説明されています。

なぜ「言語化」で悩みは消えるのか？

• •心や頭の中のモヤモヤを言葉にするだけで心がすっきりし、悩みが軽くなり、ストレスが抜けていくとのこと。
• •私たちの思考の95%を占めるという無意識の中にあるネガティブな感情を、言語化によって意識の上に引き上げることができるそう。これにより、漠然とした悩みが客観的・具体的に捉えられるようになり、対処可能になるとか。
• •悩んでいる人の頭の中で起こりがちな「悩みの堂々巡り」から抜け出すことができる！脳の作業領域（ワーキングメモリ）には限界があるため、頭の中だけで考えると行き詰まってしまうそう。悩みを紙に書き出すことで脳の負担が軽くなり、冷静に状況を分析できるようになると紹介されています。悩みを書き出すことで、悩みの9割は解消したのも同然だそうです。

具体的な「言語化」の方法

動画内では、実際に効果が実証された様々な方法が紹介されていました。

• •ノートに書き出す: 文字数を制限して（例:120字）書き出すと、頭の中が整理され、自分の悩みを客観視できるとのこと。
• •日記を書く: 薬物依存という深刻な状態の患者さんが、日記をつけ続けることで自己洞察を深め、依存を克服できたという実例も紹介されています。
• •エクスプレッシブ・ライティング: 1日15分～20分、思ったことを素直に書き出すだけで、不眠やうつ病の改善、幸福度アップなどの効果が報告されているそう。
• •3行ポジティブ日記: 寝る前にその日あった楽しかった出来事を3つ書くだけ。幸せな気分のまま眠りにつくことで、睡眠の質も改善するだとか。
• •信頼できる人に相談する: 人に話して共感してもらうと、幸福物質オキシトシンが分泌され、安心感が得られ心が軽くなるそうです。
• •他人になりきる: 尊敬する人や好きなキャラクターになりきって、「あの人ならどうするだろう？」と考えてみるのも有効な方法だと紹介されています。

言語化以外の悩み解決法

• •悩みの再設定: 「身長が低い」といったコントロール不能に見える悩みも、「モテないことが本当の悩み」と再設定することで、コントロール可能な悩みへと変換できると説明されています。
• •最後の手段「諦める」「やめる」: どうにもならないことに対しては、「しょうがない」と区切りをつけたり、その状況から「一時撤退」したりすることも、自分を守るための非常に前向きな行動だと紹介されています。

これまでどんな方法を試しても悩みが解決しなかったという人でも、この本で紹介されている様々なアプローチの中から、必ず自分に合った解決法が見つかるだろう、とのことです。