超ミニマル主義

余計な物を手放し、楽でシンプルな働き方を手に入れるための教科書として紹介されています。余計なものをたくさん背負い、押しつぶされそうになっている全ての現代人にとって、極めて有益な一冊だとか。

本書で紹介されている「超ミニマル主義」を実践することで、以下のような効果がもたらされるそうです。

• •無駄に背負い込んでいるものを手放し、身軽に、楽になれる
• •手放して身軽になり、ミニマルを極めることで感覚が研ぎ澄まされ、判断力が向上し、迷いも減る
• •自分の可能性を最大限に引き出し、あなた史上最高のパフォーマンスを発揮できる！
• •人生のあらゆる問題が解決したり、漠然とした不安がなくなったりする
• •幸せになるための働き方が実現できる

どうでもいい仕事に奪われる時間を最小化し、本当に大切なこと、自分にしかできない最高の仕事に集中できるようになるとのこと。いずれ仕事がライフワークという「究極の遊び」へと変わっていくと紹介されています。

この「超ミニマル主義」の神髄は、次の8つの教えに集約されるそうです。

• 1. •最も大切なことに集中するために他の全てを手放す
• 2. •身軽さ、自由度の高さ、遊び心が潜在能力を最大化する
• 3. •最短時間で最大効果、最小労力で最大パフォーマンスを
• 4. •仕事を愛し、楽しんで働くことで最高のアウトプットを
• 5. •心を軽くするために体の負担と環境負荷を最小化する
• 6. •上質な成果を出し続け、持続的に働くために暮らしを整える
• 7. •時間に極端なメリハリをつけて初めて人生は豊かになる
• 8. •仕事は究極の遊びであり、働き方は生き方である

また、日常生活で重荷になっているものを軽くする、具体的な方法も解説されています。

スケジュールの軽量化

1日は「夕方から始まる」という考えのもと、夕方の過ごし方と睡眠の質が翌日のパフォーマンスを決定づけると説明されています。仕事と睡眠の間に完全にリラックスできる「セルフケアタイム」を設けることで、その日の疲れをその日のうちに対処できるとか。
また、午前中は脳のゴールデンタイムであるため、集中力が必要な「ソロワーク」をこなし、午後は「アクティブワーク」に取り組むなど、時間帯に応じたタスクの分け方も重要だそうです。

その他の軽量化

• •メッセージチェック: 常にメッセージをチェックする習慣は、集中力と時間を奪い取る最悪の習慣だと指摘されています。チェックする時間を厳密に決め、それ以外の時間は完全に無視することで、驚くほど集中力が高まり、気分が爽快になるそう。
• •脳のメモリ: メモは忘れないためではなく「忘れるために取るもの」だとか。頭の中の情報を外に書き出すことで脳が軽くなり、パフォーマンスが高まるそうです。悩みや心の重荷も書き出すことで、心の軽量化ができると紹介されています。