
デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか (PHPビジネス新書)
【要約】デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか【針貝有佳】
フェルミ漫画大学さんが紹介
おすすめコメント
デンマークのものの考え方を教えてくれる一冊として紹介されています。
デンマークは、国際競争力ランキングで1位、幸福度ランキングでは2位という実績を持ちながら、人々は午後3時か4時には仕事を終え、過労死という概念すらない国だそうです。この本では、なぜ彼らが無理せず、プライベートを最優先にしながらも仕事で高い成果を出せるのか、20人以上のビジネスマンへのインタビューを基にしたリアルな情報が解説されているとのこと。
デンマーク人には、「プライベートが充実しているからこそ、いい仕事ができる」という考え方が根付いていると紹介されています。彼らにとって優先順位の1位はプライベートや家族であり、仕事はその次なのだとか。また、税金が非常に高いことから、お金のためだけでなく「自己成長のため」に働く人が多いそうです。
短い時間で成果を出すための具体的な働き方や価値観には、以下のようなものがあるとされています。
仕事の付き合いはしない
- •仕事終わりに同僚と飲みに行くことや、懇親会などはほぼないそうです。組織に上下関係があまりなく、お互いのプライベートな時間を邪魔しないという意識が強いとされています。
相手に仕事を任せて細かくチェックしない
- •個人の自由と責任を尊重するため、任された仕事の決定権はその人に委ねられるとのこと。上司が部下の進捗を細かく確認したり、ダブルチェックしたりすることはタブーとされています。
フレックスタイム制でライフスタイルに合わせて働く
- •週の総労働時間を満たせば、出社や退社の時間は自由。子供の送り迎えなど、自分の生活に合わせて柔軟に働ける環境が整っているそうです。
カジュアルな服装で働く
- •服装も個人の自由で、Tシャツやサンダルでの出社も可能。ただし、その自由と引き換えに、過程ではなく仕事で必ず結果を出すことが求められる文化だと解説されています。
発言しない人は会議に呼ばない
- •無駄を省き、効率を重視するため、会議は発言する人のみで少数で行われるそうです。
退社時間を先に決めて仕事を進める
- •「午後4時に帰る」と先に決めることで、時間内に仕事を終わらせる工夫が生まれるとのこと。もし仕事が残っても、一度帰宅して家族との時間を優先し、その後必要であれば自主的に対応するそうです。
また、職場だけでなく家庭においても「仕事も家事も育児も夫婦が協力してやるもの」という価値観が徹底されている点も、デンマークの働き方を支える重要な要素だと紹介されています。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。