
LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
【要約】LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる【ケイト・マーフィ(著), 松丸 さとみ(翻訳)】
フェルミ漫画大学さんが紹介
おすすめコメント
人の話を聞くことの重要性を教えてくれる一冊として紹介されています。スマホが普及した現代では、人の話を聞く平均時間が100年間でほぼ半減しているという研究結果があるそうです。
この本では、聞くことの重要性について、以下のように解説されています。
- •人間関係の根底には会話があるとされており、話を聞かないことは「あなたの話は面白くなく、重要でもなく、理解する価値がない」というメッセージを相手に送ることになるため、人間関係の破滅につながるのだとか。
- •人は、周りに人がいても会話がないと孤独を感じるものだそう。SNSなどで繋がりが増えても孤独な人が増えているのは、自分の考えや感情を誰かに話して理解してもらいたいという欲求が満たされないからだと説明されています。
- •仕事においては、人の話を聞いて様々な価値観に触れることで視野が広がり、成長につながるとされています。Googleの調査では、メンバーが互いの話を最後まで聞き合うチームが最も生産性が高いという結果が出たそうです。
ダメな聞き方・良い聞き方
多くの人がやりがちなダメな聞き方として、特に「次に何を話そうかと考えながら相手の話を聞くこと」が挙げられています。これは聞くことに失敗している状態なのだとか!
一方で、良い聞き方のポイントは以下の3つだそうです。
- 潜入感をなくしてできるだけフラットに話を聞くこと
- •自分と違う意見や考え方の裏には、それ相応の理由が隠されていると理解することが大切だとか。
- 相手に好奇心を持って質問すること
- •純粋な好奇心を相手に寄せることが、聞くという行動の根底にあると説明されています。
- アドバイスしようとせずに聞くこと
- •人は問題を解決してほしいのではなく、ただ話を誰かに聞いてもらって考えを整理したいだけの場合が多いそうです。良かれと思ったアドバイスでも、相手は心を閉ざすことが多いと紹介されています!
また、気分が落ち込んだり、苦しい気持ちになったりする人の話は、無理に聞かなくてもいいとされています。誰の話を聞くかは、自分で決めるべきなのだとか。
自分の話を聞いてもらうためには、まず相手の話を聞く姿勢が大切だと学べる一冊です。
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