不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0 (PHP文庫)

未来の生き方や働き方、そしてこれから世界がどうなっていくのかを論じている数ある本の中でも、圧倒的に分かりやすい！と紹介されています。
今、世界で何が起こり、将来どうなるかを知りたい人には是非読んでおくべき一冊だそうです。

本書では、生き方・働き方が衝撃的に変わる未来がすぐそこまで来ていると指摘されています。特に、世界の働き方の変化を以下の5段階で分かりやすく説明しているのが特徴とのことです。

• •働き方1.0：年功序列・終身雇用の日本的雇用
• •働き方2.0：成果主義のグローバルスタンダード
• •働き方3.0：プロジェクト単位でスペシャリストが集まるシリコンバレー型
• •働き方4.0：フリーエージェント
• •働き方5.0：機械が全ての仕事を行う

日本はまだ「働き方1.0」の段階に留まっている一方で、世界はすでに「働き方3.0」から「4.0」へと移行しつつあるという厳しい現状が、様々なエビデンスを基に解説されています。
また、なぜ日本の企業がガーファなどのグローバル企業に勝てないのか、その理由を「プロのスポーツチームと素人チーム」という比喩で明確に示しているそうです。

そして、この激変する未来を生き延びるための具体的な方法として、「障害学習」といった一部の優秀な人にしかできない方法ではなく、より現実的な戦略が提示されています。
それは、「好きなこと、得意なことを仕事にすること」だとか。

そのために、会社に所属しているうちから常に「フリーエージェント」であるという意識を持ち、会社のブランドに頼るのではなく「自分自身の良い評判」をSNSなどを活用して増やしていくことが超重要だと述べられています。
サラリーマン生活を、将来フリーになるための準備期間と捉え、自分をブランド化していくための具体的な考え方が学べる一冊のようです。