ポンコツなわたしで、生きていく。 〜ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす〜

弱い部分や欠点も含めて、自分らしく生きる方法を教えてくれる本として紹介されています。社会の「当たり前」ができないことに悩む人にとって、心のモヤモヤが晴れるような一冊だとか。

著者自身も重度のADHDで、会社勤めが続かなかった「ポンコツ」な経験を持っているそう。しかし、そのポンコツな自分を無理に直そうとするのではなく、欠点ごと受け入れて生きていくと決めた結果、今では自分らしく快適な生活を送っていると語られています。

この本では、活躍できるかどうかは環境でほぼ決まると解説されています。

• •飲食店ではポンコツ扱いだった人が、事務の仕事では「優秀だね」と言われるようになった実例が紹介されている
• •自分の弱みに悩むのではなく、自分を活かせる環境へ全力で変えることが大切だとか

環境を変えるための具体的な方法として、以下の3つを変えることが挙げられています。

• •付き合う人
• •時間の使い方
• •住む場所（生活圏）

また、自分に合う環境がわからない場合は、まずはいろんなことを知り、選択肢を増やすことが重要だそう。
「これしか道がない」と感じるのは、単なる情報不足かもしれない、という視点はハッとさせられます。

その他にも、心地よく生きていくためのヒントが満載です。

• •ポンコツこそ、できないことは誰かに頼るべきだと説かれている
• •自分の強みがわからないなら、まずは嫌いなことや苦手なことを避けていくと、結果的に自分の得意なことや心地よい環境が見えてくる
• •物事を続けるためには完璧主義をやめ、6割の完成度で出す練習をすることが大切

「ポンコツは悪ではなく、ただの少数派なだけ」という言葉には、心が軽くなるかもしれません。「他の人がどうかは知らないけど、自分はこうなんだ」と、堂々と胸を張って生きていきたい人にぴったりの一冊と紹介されています。