日本製鉄の転生　巨艦はいかに甦ったか

非常に面白い本だったと紹介されています！保守的、変われない、スピード感がない…そんな日本企業が復活するための鍵が詰まっている一冊だそうです。

歴代最大の赤字からわずか2年で奇跡のV字回復を遂げた日本製鉄。その中心にいた橋本社長の「守りの改革」から「攻めの改革」まで、リーダーシップと経営の本質に迫る物語を知ることができるとされています。

■常識を覆したV字回復の舞台裏

それまでの慣例に囚われず、前例を次々と打ち破っていく姿は非常に印象的だとか。本書では、以下のような抜本的な改革が紹介されています。

• •シェアより利益率を優先するという、営業方針の根本からの転換
• •業界の力関係を覆し、大手自動車メーカーへ敢行した決死の値上げ交渉
• •歴代最多の製鉄所訪問で、スーツを作業着に着替え、現場のリーダーと直接対話するトップの姿

■カリスマリーダーだけではない、多様な人材の活躍

この物語の主役は、橋本社長一人ではないそうです。「中興の祖」とまで言われるリーダーのもと、様々なプロフェッショナルたちが活躍する姿も本書の魅力だとされています。

• •「爪将棋」と評されるほどの切れ者で、次期社長を担う人物
• •「幻の日本オラクル買収」という苦い経験を乗り越えたM&Aのプロフェッショナル
• •企業の「守護神」と呼ばれる法務の専門家
• •1年のうち試験稼働はわずか2回という、脱炭素に挑むエンジニアたちの過酷な挑戦

近年世界を揺るがしたUSスチール買収の背景や、なぜ日本製鉄がV字回復できたのか、その全貌が描かれているそうです。

経営やリーダーシップといったソフトスキルから、産業の根幹を支える鉄鋼業の奥深さまで、知らないことだらけで非常に勉強になる内容だとか。
ビジネスマンの方も投資家の方も、絶対に読んだら面白い！とおすすめされています。