奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 ――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業 ――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために

フェルミ漫画大学
【要約】奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために【荻野 弘之/ かおり&ゆかり】

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辛すぎる状況でも楽しく生きる方法」を教えてくれる本として紹介されています。
この本は、古代ローマの哲学者エピクテトスの教えを元にしているそうです。彼は奴隷という身分で片足が不自由という過酷な状況にありながらも、「辛い現実を生き抜く考え方や哲学」によって、苦痛を感じることなく生きていたのだとか。

この本のメインテーマは、「自分次第でコントロールできないことを軽く見て、自分でコントロールできることに励む」という考え方だと説明されています。

具体的には、以下のような生き方のヒントが紹介されています。

  • コントロールできないこと(生まれ、容姿、才能、他人の評価、避けられない恐怖など)に悩むのは時間の無駄なので軽く見ること。
  • コントロールできること(自分の行動、考え方、決断など)に目を向けて励むことで、達成感や幸せを感じられるようになるそう。
  • 他人からどう思われるかではなく、自分の評価を優先して物事を決めることで、嘘のない幸福感を得られるとされています。
  • たとえ自分の役割が望んだ「主役」ではなく「脇役」だったとしても、与えられた役割を精一杯立派に演じきることが大事だと言われています。エピクテトス自身、奴隷という役を精一杯生きた結果、哲学者になった!と紹介されています。
  • 健康や大切な人を失った時、「失った」と考えるのではなく、一時的に借りていたものを「返した」と考える。そうすることで、今ある時間や存在をより大切にできるという、すごい考え方です。
  • 自分の身に起きた不幸も、まるで「人言(ひとごと)」のように客観的に捉えることで、心が折れるのを防げるとのこと。

自分ではどうしようもないことに悩み、苦しんでいる人が、「今この瞬間」を精一杯生きるための知恵を得られる一冊として紹介されています。

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