
決定版 第二の性 II 体験(下) (河出文庫 ホ 7-3)
【名著】老い|ボーヴォワール 老後「不幸になる人」「幸せになる人」の決定的な違いとは?
アバタローさんが紹介
おすすめコメント
シモーヌ・ド・ボーヴォワールが最も情熱を注いで書いた作品として、1949年に発表された女性論の古典と紹介されています。
なぜ太古から女性は男性よりも劣った性、すなわち「第二の性」とされてきたのかという問題点について、文化人類学、心理学、哲学など、様々な角度から分析した重厚な著作だそうです。
- •本書で紹介されている「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という言葉は特に有名だとか。
- •女性は生まれつきの性質ではなく、男性中心社会が作り上げた「女性とはこういうものだ」というイメージや役割に拘束され、終わりのない演技を強いられている存在である、と主張されているそうです。
- •例えば、女性が積極的に行動すると「お転婆」、高い能力を示すと「男まさり」と評されることがありますが、こうした言葉の根底には「女性は本来受動的な存在である」という偏見があると指摘されています。
- •このように、女性が宿命的に抱えてきた生きづらさに光を当て、後世のフェミニズムに絶大な影響を与えた一冊として紹介されています。
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