
他人の期待に応えない ありのままで生きるレッスン (SB新書)
【要約】他人の期待に応えない ありのままで生きるレッスン【清水研】
フェルミ漫画大学さんが紹介
おすすめコメント
4000人以上のがん患者に寄り添ってきた精神科医による、「追いの苦しみを乗り越えて前向きに生きる方法」が学べる一冊として紹介されています。特に40歳を過ぎて「人生このままでいいのか」と悩む「中年の危機(ミッドライフクライシス)」を乗り越えるためのヒントが詰まっているそうです。
この本では、人生の後半を豊かに生きるために、まず「自分は成長し続けられるという幻想を手放す」ことが大切だと説明されています。若い頃の「成長・獲得・努力」という価値観から、「適度に諦めたり、休んだり、手放したり」しながら、単に楽しいことをやっていく方向へのライフシフトが推奨されています。
そのために、以下の2つの現実を受け入れることから始まるとのことです。
- 「追い」を受け入れること
- •体力や記憶力の低下といった避けられない衰えを受け入れると、見た目や仕事の業績などの過剰なプレッシャーから解放され、かえって自由になれるそうです。
- 「死」を受け入れること
- •人生が有限であることを意識すると、家族との食事や旅行といった当たり前の出来事に心から感謝できるようになると紹介されています。
人生の後半では、「〜しなければならない(マスト)」という他人軸の考え方よりも、自分が「〜したい(ウォント)」という気持ちを優先することが重要だとか。
特に「親に認められなければならない」という思い込みが、無意識に自分を縛っていることが多いそうです。
いきなり大きな変化を起こすのではなく、まずは「今本当に食べたいものを選ぶ」「心の赴くままに本を買う」など、やりたいことを小さく始めてみることから、自分の気持ちに忠実になる練習がおすすめされています。
自分がしたいことを優先してご機嫌でいると、他人のことも許容できるようになり、結果的に友人や家族といった人間関係が豊かになり、自然と人が集まりやすくなると紹介されています。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。