
向日葵の咲かない夏(新潮文庫)
ミステリマニアのおすすめミステリ小説【総集編】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
「今まで読んできたミステリーで1番好きな作品」として紹介されています!
その内容は「人間が書くものじゃないね」と思うほど衝撃的で、実際に作者に会うまでは「これが書ける人間がいるとは思えなかった」と感じていたそうです。
この作品は、読後に嫌な気持ちになる「イヤミス」というジャンルで紹介されていますが、他の作品とは一線を画す特徴があるだとか。
多くのイヤミスが序盤から不穏な空気に包まれているのに対し、この物語は最後の10ページほどを読むまで、イヤミスだとは気づかない構成になっているそう。
物語の概要
- •主人公は、学校を休んだ友達にプリントを届けにいく小学生の男の子。
- •そこで首を吊って亡くなっている友達を発見するが、その後、死体は忽然と消えてしまう。
- •時間が経つと、亡くなったはずの友人が別のものに姿を変えて主人公の前に現れ、「僕は殺されたんだ。犯人を追ってくれ」と頼んでくるのだとか。
- •主人公と妹の「ミカ」の3人で真相に迫っていく、まるで子供たちの冒険物語のように話は進んでいくそうです。
この本の本当の恐ろしさ
物語の終盤までは、夏らしい爽やかな雰囲気すら感じられるそうですが、最後の最後で「ざわざわする」展開が待っているとのこと。
それまでの全ての出来事が、実は「嫌な話」だったと気づかされる構成は、まるで長時間気づかなかったドッキリのような衝撃があると説明されています。
特にラストシーンは強烈で、解釈が4パターンほどに分かれるそうですが、そのどれもが「全部キモい!」と感じる内容だそうです。
イヤミスというジャンルの中でも、そして全てのミステリーの中でもベストワンに選ばれるほど、強烈な読書体験ができる一冊として紹介されています!
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