
メンタル脳 (新潮新書 1024)
【要約】メンタル脳【アンデシュ・ハンセン】
フェルミ漫画大学さんが紹介
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メンタルを安定させる具体的な方法がわかる一冊として紹介されています。
私たちの脳は、スマホやAIがある現代社会の急激な変化に追いついておらず、未だにサバンナで狩猟採集をしていた頃の世界を生きていると勘違いしているそう。現代人のメンタルの不調は、この昔の脳と今の生活との「ズレ」によって引き起こされている、と説明されています。
そもそも不安や恐怖といった感情は、脳が私たちの命を危険から守るために使う自然で正常な道具だとか。問題なのは、ストレスや不安そのものではなく、それが長く強く続くこと。長くストレスにさらされると、脳は私たちを強制的に休ませて命を守ろうとする、これが「うつ病」の正体だと紹介されています。
この本では、そんな脳の仕組みを理解した上で、メンタルを安定させるための具体的な方法が5つ紹介されています。
運動をする
- •人間の祖先は1日に1万5000歩も歩いていたため、運動は非常に重要。「運動しない理由はない!」と断言されるほどで、ストレスや不安を減らし、自信もつけてくれるメンタルの特効薬だと紹介されています。週に4回、30〜60分の有酸素運動がベストだとか。
信用できる人たちに囲まれる
- •良い人間関係こそが、私たちを健康で幸福にすると説明されています。孤独の健康への悪影響は1日15本のタバコと同じくらい体に悪いそう。たくさんの知人より、本音を話せる深い仲間が数人いることの方が大切だと紹介されています。
毎日7時間以上寝る
- •睡眠中に脳の老廃物が掃除されるため、7時間以上の睡眠は不可欠だとか。睡眠不足は集中力を下げ、不健康な食事を欲する原因にもなるため、忙しい人ほど睡眠時間を確保すべきだと説明されています。
SNSやニュースを控える
- •SNSで他人と比較して落ち込んだり、悪いニュースばかり見て世界を恐ろしく感じてしまうことを避けるため、SNSやニュースを控えることが推奨されています。特にメンタルが弱っている時は、通知をオフにすることが強くすすめられています。
意味のあることに没頭する
- •時間の感覚を忘れるほど何かに没頭している時、人は最も幸せを感じるそう。それが自分だけでなく、他人にとっても意味のあることだと、より良い気分になりやすいと紹介されています。
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