きみのお金は誰のため: ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」【読者が選ぶビジネス書グランプリ2024　総合グランプリ「第１位」受賞作】

この本は、お金の本質を教えてくれる一冊として紹介されています。

ついお金のことだけを考えてしまいがちですが、そのお金の向こうには「人がいる」という当たり前のことに気づかせてくれるそう。人を中心にお金のことを考えることで、お金や社会のしくみについてより深く学べる内容だとか。

この本を読むと、以下のようなお金の正体を知ることができると説明されています。

• •お金とは「誰かに働いてもらうためのチケット」であり、私たちが商品を買う時、実質的には「誰かの労働」を購入している。
• •働く人がいなければ、どれだけお金があっても価値はなくなってしまう。
• •働くということは、名前も知らない「誰かの役に立つこと」であり、お互いに助け合うことで「経済」は成り立っている。
• •私たちがお金を使う先を選ぶことは、未来に残したいサービスへの投票のようなものであり、一人ひとりの選択で未来が決まる。
• •「格差のない豊かな生活」を多くの人に提供する人が、結果的にお金持ちになる。家が大きかったり、高級車に乗っていることが偉いのではなく、多くの人の役に立ったことが偉いという視点が学べるそう。
• •税金は、社会の格差をなくし、お金を循環させるための重要なしくみである。

お金や経済、税金に対する見方がガラリと変わるかもしれません。
日々の生活は多くの人のおかげで成り立っているという事実に気づき、「私」から「私たち」へと意識を広げることで、より豊かで優しい社会を築くきっかけになる一冊として紹介されています。

とはいえ、まずは自分のことで精一杯な人も多いはず。まずは自分を満たし、豊かになった時に、ふと「誰かのおかげで今日の自分がある」と思い出すくらいでいい、という優しいメッセージも込められているそうです。