やる気がなさそうなのになぜかうまくいく人がやっていること

「やる気を出そう」と思えば思うほど、逆にやる気を失ってしまうという、多くの人が陥りがちなワナについて解説されています。そもそも、やる気に頼って物事を始めたり続けたりすること自体が間違いであり、やる気ゼロの状態こそが最強だと紹介されています。

この本では、やる気やモチベーションに頼らず、淡々と行動を継続するための具体的な「仕組み」作りについて学ぶことができるそうです。

• なぜやる気は長続きしないのか？

  • •やる気は「瞬間湯沸かし器」のようなもので、すぐに冷めてしまう性質があるだとか。
  • •モチベーションを高く設定すると、下がった時の精神的ショックが2倍になる「プロスペクト理論」によって、むしろ挫折しやすくなると説明されています。
  • •現代はスマホやSNSによって、無意識のうちに自信ややる気を奪われやすい社会であるという点も指摘されています。

• やる気ゼロでも行動できる人の習慣

  • •とにかく始めてみることで脳の「作業興奮」というスイッチが入り、自然と集中力が高まるそう。
  • •「失敗してもいいや」と開き直ったり、行動する理由を明確にして退路を断つことで、嫌でも動けるようになるとか。
  • •ネガティブな感情や将来への危機感を、逆に行動のエネルギーに変える方法も紹介されています。

• 行動を「継続」させるための具体的な技術

  • 最も効果的なのは「継続力」であり、そのための3ステップが非常に実践的だと説明されています。
    1. •決意した瞬間の気持ちを紙に手書きし、目につく場所に貼る
    2. •行動を続けた場合のメリットを調べる
    3. •続けなかった場合のデメリットを徹底的に調べる
  • •このステップを踏むことで、初心を忘れずにモチベーションを維持しやすくなるそうです。

やる気の浮き沈みに振り回されず、物事を着実に進めたい人にとって、新しい視点を与えてくれる一冊として紹介されています。