
すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法 (文春e-book)
【要約】すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法【楠木 建】
フェルミ漫画大学さんが紹介
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好き嫌いで物事を決めることの素晴らしさを教えてくれる一冊として紹介されています。
ビジネスで競争に勝つためには、競合他者との決定的な違いを作ることが重要であり、その「違い」は自分の好き嫌いを全面に出して突き詰めていかないと生まれないそうです。
この本では、仕事を自由にするための以下のような思考法が解説されています。
プロになりたいなら、仕事が好きである必要がある
- •好きなことは長時間続けられるため、他の人には真似できない特殊能力が身につき、それが競争に勝つための「違い」になるとのこと。
- •「努力しなきゃ」と感じる時点で、それは向いていないのかもしれないと指摘されています。替えが効かない価値ある存在になるには、自分の好きなことを突き詰めることが大切だそうです。
お客さんの評価より、まず自分の「好き」を優先する
- •最初からお客さんに合わせると、短期的な成果は出ても長続きしないとされています。
- •まずは自分が好きなことをし、その後にお客さんが良いと思うこととうまくすり合わせるという順番が、仕事の醍醐味だと紹介されています。
自分の好き嫌いを分解して「言語化」する
- •「なぜこれが好きなんだろう?」「なぜこれが嫌いなんだろう?」と自分に問いかけ、その理由を言語化することが勧められています。
- •好き嫌いの要素が明確になれば、それを満たす他の仕事を見つけるなど、人生のあらゆる選択に活かせるようになるとのこと。
挑戦する時の心構え
- •「10時間の想像よりも1分の実体験が大事」とされており、考えるよりもまず経験してみることが重要だとか。
- •また、「多分最初は失敗するだろう」と考える「楽観的悲観主義」を持つことで、失敗を恐れずに行動し続けられると説明されています。
好きなことを追求することで、結果がどうであれ「やっていること自体がご褒美」になり、過程そのものを楽しめるようになるそうです。さらに、自分が好きなことをしていると、自然と相手の「好き」も尊重できるようになると紹介されています。
一方で、自分の「好き」を追求すると、必ず誰かから嫌われることにもなるとのこと。むしろビジネスにおいては、「誰に嫌われるのか」をはっきりさせることが重要だと指摘されています。
最終的に、お金では買えない「好き嫌い」という感覚こそが最も強く、それが一番お金になる、と結論づけられています。
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