世界最強の女帝 メルケルの謎 (文春新書 1067)

世界最強の女帝 メルケルの謎 (文春新書 1067)

TBS CROSS DIG with Bloomberg
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TBS CROSS DIG with Bloombergさんが紹介

おすすめコメント

ドイツのアンゲラ・メルケル元首相について、その人物像や政治手法の謎に迫る一冊として紹介されています。メルケル氏の自伝『自由』を読む前にこの本を読むと、より理解が深まるそうです。

この本を読むと、メルケル氏がいかにして権力を握り、登りつめてきたのか、そして彼女がどのような性格だったからそうなったのかが、すごくよくわかると紹介されています。

  • 権力掌握の過程が克明に描かれているとか。「出世のたびに繰り返した父親殺し」とも評されるように、自分を引き上げてくれたコール元首相のスキャンダルを暴くなど、お世話になった人を次々と排除して出世していったストーリーが紹介されています。その手法から「魔女」と呼ばれていたというエピソードもあるそうです。

  • なぜ物理学者の道を選んだのか、その背景も解説されています。「答えが一つに決まっている」理系の世界が、当時の東ドイツで生きる彼女にとって内面の折り合いをつける上で重要だった、という性格や思考の原点がわかる内容だとか。

  • メルケル政権の16年間は経済的には黄金時代でしたが、なぜ中国やロシアにあのような対応をしたのか、といった疑問に答えてくれる一冊だそう。この本と自伝をあわせて読むと、その背景が完璧に分かると紹介されています!

  • 内容は非常に正確な描写で、後に刊行された自伝で本人が語っていることと同じようなストーリーが、この本には既に書かれていたそうです。

「そうだったんだ」と思わされるような細かい描写もあって面白いと評価されています。欧州債務危機をどう利用してドイツの存在感を高めたかなど、当時の「かわいそうなメルケル」といった報道とは違う視点が得られるそうです。

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