瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。

言いたいことがうまく言葉にできず、もどかしい思いをした経験がある人におすすめの本として紹介されています。

一般的なコミュニケーションの本が、すでに言語化された言葉を「どう言うか」という伝え方のスキルを学ぶものであるのに対し、この本は、その前段階である「何を言うか」という言語火力を鍛えることに焦点を当てているそうです。

AIが台頭してくるこれからの時代、言葉の力はますます重要になると説明されています。
この本で紹介されている言語化を鍛える方法は、たった2分でできてしまう、かなりシンプルな方法だとか。苦手意識がある人でも、すぐに身につけられると紹介されています。

言語化できるようになるための2ステップ

1. •頭の中のモヤモヤを自分でも理解する
2. •誰かに伝えられる状態にする

特にステップ1が非常に重要で、普段から日常の出来事に対して自分が何を感じているのか、体験や思ったことの解像度を上げてモヤモヤをなくしていくことが、言語火力を高める第一歩になるそうです。

具体的な言語化トレーニング

A4用紙に2分間メモ書きをする、たったこれだけだと紹介されています。

• •ステップ1: A4用紙を縦に用意する
• •ステップ2: 一番上に「問い」を大きく書いて四角で囲む（例：「理想の上司に必要なことは」）
• •ステップ3: 紙を上下に2分割し、「思考」と「理由」のブロックに分ける
• •ステップ4: 問いに対する思考を思いつくままに書く
• •ステップ5: 書いたことを「それってどういうこと？」と自問し、芋づる式に深掘りして解像度を高める
• •ステップ6: 思考ブロックの最後の言葉から、その理由を理由ブロックに書き出し、さらに深掘りしていく

このトレーニングを1枚2分、1日に3枚続けるだけで、自分でも分かっていなかった自分の思いや意見、そしてその理由がしっかりと言語化されるようになるとのこと。
365日続ければ、1095問に対するあなたの考えがストックされ、言語火力はかなりレベルアップするそうです。

「マジでいい本！」と紹介されており、実践に合わせたトレーニングや、さらに言語火力を上げる方法なども詳しく書かれているそうなので、いきなり質問されても説得力を持って答えられるようになりたい人には必見の一冊だとか。