９割の人が間違っている炭水化物の摂り方

炭水化物は「悪」だと思われがちですが、それは大きな間違いだと紹介されています。本当に重要なのは、炭水化物に含まれる糖質と食物繊維のバランスだそうです。

• •極端な糖質制限は、かえって体も心も破壊するリスクがあると解説されています。
• •実際に、炭水化物の摂取量が極端に少ないと死亡リスクが高まり寿命が短くなるという大規模な研究結果もあるのだとか。
• •動脈硬化や心臓病、がん、脳梗塞などのリスクを高める可能性も指摘されています。

では、どうすれば健康的に炭水化物と付き合えるのでしょうか。その鍵として「冷ました主食」を食べることが挙げられています。

お米やじゃがいも、さつまいもなどを冷ますと、レジスタントスターチという成分が増えるそうです。このレジスタントスターチは、水溶性と不溶性の両方の食物繊維の働きを兼ね備えた「最強の炭水化物」と紹介されています！

【レジスタントスターチのすごい効果】

• •血糖値の急上昇を穏やかにしてくれる
• •腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する
• •いわゆる「痩せる脂肪酸」として知られる短鎖脂肪酸を生み出す
• •日本人に多い直腸がんを予防する効果も期待できる

特におすすめの炭水化物として、以下のものが紹介されています。

• •ササニシキ系のお米: もっちりしたコシヒカリ系よりレジスタントスターチが豊富だとか。
• •じゃがいも: 手作りの冷たいポテトサラダは最高のレジスタントスターチ食だそうです！
• •さつまいも: 冷やして食べることで、健康効果を最大限に引き出せるとのこと。

ただ「これを食べればOK」という思考停止型の健康法ではなく、なぜそれが体に良いのかを正しく理解し、納得して取り組むことが何よりも重要だと説明されています。
炭水化物を我慢するのではなく、賢く美味しく摂り入れるための知識が学べる一冊として紹介されています。