株で億兆の富を築く バフェットの法則

18カ国で累計200万部を突破した、バフェット本の世界的ベストセラーの全面改訂版として紹介されています。改訂前の黄色い表紙の本と比べても「思ってた以上に内容変わってる」と感じられるほど、中身が刷新されているそうです。

バフェット関連本のエッセンスが凝縮された一冊という良さは引き継ぎつつ、改訂版ではよりバフェットスタイルの本質に迫った内容に編集されているとのこと。

本書の魅力的なポイント

• 「12の投資原則」に要点がまとめられている
  • •バフェットの銘柄選定法やお金に対する考え方が、この原則に沿って解説されています。
• 具体例が豊富で分かりやすい！
  • •5つの購入事例と12の投資原則が具体的に紐づいており、非常に理解しやすい構成になっているそうです。
• 待望の「Apple社」の投資事例が追加！
  • •なぜバフェットが長年避けてきたハイテク株であるAppleに投資したのか、その理由が深く分析されています。

圧巻の分析！Apple投資の事例

本書の分析は「目のつけ所だったり分析の仕方がすごいな！」と感心させられるほど深く、非常に勉強になるとのこと。

• •無形資産の価値を見抜く：「Appleはモトローラやノキアではなくルイ・ヴィトンなのだ」という言葉を引用し、ブランド価値という財務諸表には現れない無形資産を考慮すると、バフェットの言う「妥当な株価」での購入だったと分析されています。この分析には、非常に納得させられるそうです。
• •異次元レベルのROEに着目：AppleのROE（自己資本利益率）はバフェットが投資を始めた時点で36%、最近では164%という異次元の数字になっており、その要因としてサービス事業の急速な成長を高く評価したことが考えられると解説されています。

バフェット流「フォーカス投資」とは

アクティブ投資でもインデックス投資でもない、第三の選択肢として「フォーカス投資」が紹介されています。

• •少数の優良企業に資金を集中し、短期的な市場の変動に動じず長期保有するスタイル。
• •「アクティブシェア」と「回転率」という2つの軸で解説されており、その特徴がシンプルに理解できるそうです。
• •「回転率の低い、集中投資型のポートフォリオが良い成績を上げる」という学術的な研究論文も引用されており、バフェットの手法の有効性が客観的に示されています。

なぜバフェットのやり方は真似されないのか？

この非常に魅力的な問いに対して、一般的な投資理論（MPT）との根本的な「リスク」の捉え方の違いが指摘されています。

• •MPT理論：リスクを「株価のボラティリティ（変動）」と捉える。
• •バフェットの考え：リスクとは「事業の本質的価値を見誤ること（＝元本を失う可能性）」。株価変動はむしろチャンスと捉える。

この解説は「非常にしっくり来る」と感じられるほど、バフェットの投資哲学の本質を突いているそうです。

骨太なバフェットの投資哲学を、数々の専門家の研究や論文といった客観的なデータに基づいて学べる一冊。「バフェット村の住人になりたいなら本書は非常におすすめ」と紹介されています。