
生きる言葉 (新潮新書 1083)
【歌人・俵万智に聞く】子育てに学ぶ「生きる言葉」/AIでなく人が短歌をつくる意味(第2回/全2回)
flier 公式チャンネルさんが紹介
おすすめコメント
言葉を使って生きるすべての人へ。特に、当たり前に使っている言葉との付き合い方を一度見直したい、少し立ち止まって考えてみたい、そう感じている方におすすめの一冊として紹介されています。
言葉が持つ奥深さや楽しさを、様々な角度から探求しているそうです。
子育てから見える言葉の面白さ
- •子供が「コツがつかめない」といった比喩表現を文字通りに受け止めてしまう様子など、言葉を学び始めた視点から、私たちが無意識に使っている言葉の豊かさに改めて気づかされるだとか。
- •子供の「背中で抱っこして」といったユニークな表現からは、手持ちの言葉が少なくても組み合わせ次第で豊かに伝わるという発見があると語られています。
- •読み聞かせは、子供の反応に合わせて楽しむ「オーダーメイドの読書」であり、とても贅沢で豊かな時間だと紹介されています。
言葉が持つ、使うほどに増える力
- •「使うほど増えていくもの かけるほど子が育つもの 答えは言葉」というフレーズが印象的だと語られています。
- •お金や時間とは違い、言葉は使えば使うほど芋づる式に増えていく素晴らしいものだそう。
- •一方で、言葉は人を深く傷つける諸刃の剣でもあるため、その怖さを知った上で大切に使うことの重要性にも触れられています。
日常を豊かにする言葉との付き合い方
- •忙しい毎日で流れていってしまう感情も、単価などの形にすることで「心の風景をとどめておく」ことができると説明されています。写真は目に見えるものを、言葉は目に見えないものを撮っておけるのだとか。
- •単価を作ることを通して、日常の出来事に立ち止まって考える時間が生まれ、日々の過ごし方が変わってくる面白さがあると語られています。
- •また、「疑いの進め」として、自分の作った歌が他者にどう伝わるかを確認し合うことの有意義さも紹介されています。
AIが文章を生成する時代だからこそ、人間が「心から言葉を紡いでいる」ことの価値が際立つと語られています。結果だけでなく、自分の言葉を見つけるまでのプロセスで心を耕すことが、私たち人間にとって何よりも大切なのかもしれません。
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