
授乳 (講談社文庫)
【新企画】人生を変えた本について語ってみました【おんタメ #01】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
人生を変えた一冊であり、文学や純文学の面白さに出会うきっかけになった本として紹介されています。
それまではエンターテイメントとして本を楽しんでいたのが、本当の意味で「本好き」になったのはこの作品との出会いがきっかけだったそう。
高校生の多感な時期に、本屋さんで平積みになっていたこの本と出会っただとか。
- •赤い背景に茶色の花が散り、真ん中に黒い布で目隠しした女の子が映っているという、少しぶっそうな表紙。
- •それが手書きのような可愛らしいタッチで描かれており、不思議なタイトルと相まって「わけわかんないけど、なんか読んじゃいけない本なんじゃないか」と感じたとのこと。
悪い夢を見ているような、背徳的な香りに強く惹かれ、前評判も知らないままに手に取ったそうです。
読んでみると、とんでもない衝撃を受けた!とか。
物語は、ある少女が家庭教師の先生と"あるゲーム"をするお話。その中で、少女が抱える親への嫌悪感や、異性に対して初めて芽生える征服欲、女性になっていく過程での感情の変化や欲望が描かれているそうです。
この本を読んで、以下のような体験ができたと語られています。
- •自分が心のどこかで抱いていたけれど、「抱いてはいけない」とダメだと思って抑え込んでいた感情が、物語として書かれていることに驚いたそう。
- •「そういう風に思っても良かったんだ」「私の感情って間違ってなかったのかも」と思わせてくれただとか。
- •本が自分の感情を言語化してくれることがある、ということを知るきっかけになったそうです。
まさにタイトル通りの背徳的なお話で、とてもおすすめとのことです。
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