やりたいことは全部やりなさい 最後に後悔しない25のヒント (SB新書 689)

後悔のない人生を送るための非常にシンプルなルールは、「今やる、すぐやる、好きなようにやる」ことだと紹介されています。人生は短いからこそ、もっと自由に、もっと大胆に生き、やりたいことを全部やって完全燃焼することが最も大事だとか。

本書では、お金という呪縛から自由になり、自分の生きたいように生きるための具体的な方法が示されているそうです。まず、私たちが生きる日本社会が、以下の3つの点で「地獄」であると客観的に自覚することから始まると述べられています。

• •無限増税地獄: 財務省と自民党の策略により、増税の道が続いているという現実。
• •格差拡大: 富裕層ほど税負担が軽くなるという矛盾により、格差が深刻化していること。
• •年金問題: 将来もらえる保証がないにもかかわらず、社会保険料の負担ばかりが増えている状況。

このような厳しい社会で幸福に生き抜くための、現実的で効果的な方法として、以下の2つのアプローチが提案されています。

1. 政府公認のギャンブル「新NISA」を手放す
   投資に頼らなくても、シンプルな生活で豊かに暮らせるとのこと。老後2000万円問題は政府が不安を煽るための幻想に過ぎず、現在の株高は世界的なバブルであると警告されています。投資にはリスクがあり、特に「やめ時が難しい」という盲点があると指摘。リスクのある資産形成を考えるよりも、地方都市でお金のかからない豊かな暮らしを模索する方が、ずっと幸せに生きられると述べられています。

2. 都市部での生活を手放し、生活をミニマル化する
   本当の豊かさや幸せは、決してお金で買うことはできないとされています。具体的には、年間300万円あれば、地方都市で十分に豊かな生活を送ることが可能だとか。都会での暮らしをステータスだという思い込みを捨て、住居費などの生活コストを抑えることで、年収300万円でも現代の家電や車を持つ、江戸時代の大名よりも豊かな暮らしが実現できるそうです。老後いきなり生活を変えるのは難しいため、早いうちから生活をミニマル化していくことが必要だとされています。