１万軒以上片づけたプロが伝えたい 捨てるコツ

1万軒以上の片付けを手がけたプロの「捨てるコツ」が詰まった一冊として紹介されています。片付けで最初に捨てるべきなのは、物ではなく「片付けに対する不安や悩み」そのものだとか。これまで挫折してきた人でも、正しいやり方を知れば必ず片付けは終わると説明されています。

この本で紹介されているのは、心理的なハードルを下げ、誰でもすぐに行動に移せる具体的なコツばかりです。

• 軍手をはめて作業する

  • •軍手をはめるだけでやる気のスイッチが入り、ホコリや汚れを気にせず一気に物を捨てられるようになるそう。処分する時は軍手をつけ、収納する時は素手で大切に扱う、というメリハリも片付けがはかどるポイントだと紹介されています。

• 捨てる作業に集中するための工夫

  • •いらない書類などをいちいちゴミ箱に入れず床にどんどん落としていくことで、「捨てる」という判断だけに脳を集中させ、作業スピードを格段に上げる方法が紹介されています！
  • •また、断捨離中は絶対にその場を動かないと決め、キッチンタイマーで5分や15分と時間を区切ることで、集中力を切らさずに作業を進められるとのこと。この時、集中力を奪うスマホの電源は切っておくのがおすすめだそうです。

• 片付けを妨げるモノや感情を手放す

  • •つい買ってしまう収納グッズは、実は捨てる行為の先延ばしに他ならないと指摘されています。入れ物自体を処分することで、見て見ぬふりをしてきた物と向き合い、罪悪感や執着心といったネガティブな感情も一緒に捨て去ることができるそうです。
  • •散らかった部屋に慣れてしまう脳の特性をリセットするために、部屋を写真や動画で撮るという方法も。客観的に自分の部屋の状況を見ることで、「これはやばい！」という危機感が生まれ、片付けのモチベーションにつながるとか。

• 挫折しないための具体的なテクニック

  • •棚の片付けは、体への負担が少ない腰の高さの中段から手をつける。
  • •どこから始めるか迷ったら、成果が見えやすい部屋の隅からきれいにする。
  • •未使用品だからこそ、生活に必要ない証拠と割り切って捨てる。
  • •プチプチなどの梱包材は、いらないお皿を包んで一緒に捨てることで、罪悪感なく処分できる。
  • •同じ用途のものは「一番使っているもの」だけを残すとルール化する。

このように、すぐに試せる簡単なコツが満載で、これなら自分にもできるかも！と自信を持たせてくれる一冊だと紹介されています。