THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法：コロンビア大学ビジネススクール特別講義

一部の天才だけでなく、誰もが優れたアイデアを生み出す方法が、神経科学と認知科学の研究に基づいて解説されている本として紹介されています。

良いアイデアの本質は、「自分がすでに知っているものの新しい組み合わせ」であると説明されており、イノベーションは古いアイデアの新しい組み合わせ以外の何者でもないと書かれているそうです。

この本で紹介されている「最高の発想」を生むための具体的な方法は以下の通りだとか。

• 課題を解決するアイデアこそが良いアイデア

  • •「値段が高い」「めんどくさい」「もっとこうならいいのに」といった課題を見つけ、それを解決する方法が良いアイデアの特徴だそう。特に、自分が本気で解決したいと情熱を持てる課題に取り組むことが大事だと紹介されています。

• 多様な経験を積む

  • •アイデアは知識や経験の組み合わせで生まれるため、多種多様な体験をすることがアイデアの元を増やすことにつながるとのこと。海外経験の長いデザイナーほど革新的な評価を受けるという研究結果もあるそうです。

• 1人で深く考える時間を確保する

  • •会議で大勢で考えるよりも、1人で深く考えた方が、アイデアの数も質も高まるという研究結果が紹介されています。チームは思考ではなく、作業に向いていると書かれているそうです。

• アイデアが生まれやすい環境を選ぶ

  • •カフェや図書館のように、「人がいるけれど1つのことに集中できる環境」が創造性を刺激するのに最適だとか。景色や観葉植物は、創造性に影響を与えないことが分かっているそうです。

• 課題を分解して考える

  • •解決したい大きな課題は、まず小さな課題に分解し、一つずつ取り組んでいくことが重要だと説明されています。

• 別の領域からアイデアを借りる

  • •小さな課題の解決策を探すには、全く別の領域のアイデアを借りてきて自分の分野に応用すると、より斬新なアイデアが生まれやすいとのこと。

• フィードバックをもらう

  • •自分のアイデアを他人に説明し、客観的な意見をもらうことで、無意識の模倣に気づいたり、アイデアをより洗練させたりできると紹介されています。

• すぐに行動に移す

  • •最高のアイデアが生まれるのは、シャワー中や休暇中ではなく、その物事に実際に取り組んでいる最中！と説明されています。