やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ

人生を幸福に過ごすためには、ただ効率を上げるだけでなく、自分の価値観に合わせた時間の使い方を学ぶことが大切だと紹介されています。やりたくないことで溢れた日常を、やりたいことばかりのキラキラした日常へと変貌させるためのヒントが詰まっている一冊だそうです。

この本が提唱する中心的な考え方は「時間の引き算」です。
これは、自分の人生の優先度に基づいて、優先度の低いものにかける時間を「やめる」という考え方。やりたいことが明確でなくても、まず不要な時間を削ることで、本当に大切なことが見えてくるのだとか。

無駄な時間を断捨離し、自分の時間を取り戻すテクニック

• 「やりたくないことリスト」を作る

  • •やりたいことリストの前に、まず「やりたくないこと」を明確にすることが推奨されています。日常で「これやりたくないな」と感じたことをメモしていくことで、自分の時間の使い方が見えてくるそうです。
  • •やりたくないことをやらなくていいだけで、人生はぐっと幸福になり輝き始める！と紹介されています。

• 「仕組み化」で意思の力に頼らない

  • •やりたくないことを減らす魔法として「仕組み化」が紹介されています。意思の力は消耗するため、頼らずに済む仕組みを作ることが重要だとか。
  • •例えば、「朝食の準備が嫌」なら「炊き込みご飯をタイマーセットしておく」など、自分の価値観に合わせて工夫することで、時間だけでなく悩みや手間も減らせるそうです。

• 「ポジティブワード」に変換する

  • •「やりたくないこと」をポジティブな言葉に言い換えるだけで、それが解決策に変わるテクニックも紹介されています。「子供の寝かし付けをやりたくない」を「子供だけで寝る」と言い換えるなど、言葉選びのようで面白く実践できるそう。

• 自分に問いかける「5つの質問」

  • •何をやめたらいいか迷った時には、「これをやめたら誰が困る？」「誰かがやってくれるならやってもらいたい？」といった5つの質問が有効だとか。これにより、引くべき時間や方法が見える化され、引き算がしやすくなるそうです。

時間の価値観を養う3つの「物差し」

1. 投資・消費・浪費
   • •自分の時間をこの3つに分ける癖をつけることで、浪費を減らし、未来につながる「投資」の時間を増やせるようになるとのこと。
2. 自分の時給
   • •自分の時給を計算し、時間の価値をお金に換算して考える方法です。人の頼みを断れない人も「自分の時給分の価値を相手に渡している」と考えると、断る勇気が持てるようになるかもしれません。
3. コントロール可能か不可能か
   • •他人や過去など、自分ではコントロールできないことに時間を使うのは浪費だとされています。変えられることに集中することで、ストレスが減り、心が楽になるそうです。

時間がなくてやりたいことができない、と感じているすべての人にとって、自分の時間を取り戻すための具体的な一歩となる一冊だと紹介されています。