しっかり儲ける投資家たちが読んでいる 投資の名著50冊を1冊にまとめてみた

著者本人によって、この本の内容を引用しながら新NISAの戦略が紹介されています。約1年半から2年前に書かれたものだそうですが、改めて読み直してもトピック盛り沢山な一冊だとか。
特に、新NISAで投資信託を中心としたポートフォリオを組む場合の戦術として、以下のポイントが本書から引用・解説されています。

• アセットアロケーション（資産配分）の重要性

  • •投資資産をどのように配分するかが最初の投資判断であり、生涯にわたる投資にとって最も重要な戦略的判断であると紹介されています。銘柄選択よりもアセットアロケーションに時間をかける方が成功する可能性が高い、という近代経済学の父の言葉も引用されています。

• 投資家タイプに合わせたポートフォリオ例

  • •本書では著名人が提案する様々なアセットアロケーションが紹介されているそうです。
  • 一例として、投資家のタイプを5つに分類し、それぞれに適したポートフォリオが解説されています。
    • •注意深い投資家：シャープレシオ（運用効率）が最大となる株式3割のポートフォリオ。
    • •勇敢な投資家：より大きなリターンを狙える株式8割のポートフォリオ。長期運用ができる若い投資家向けとされています。

• リバランスの考え方と具体的な方法

  • •ポートフォリオのバランスが崩れた際に元の比率に戻す「リバランス」は、リスクを減らしてくれる行動だと解説されています。
  • •特に資産形成期の現役世代には、上がった資産を売るのではなく、下がった資産を追加購入する「ノーセルリバランス」がおすすめだとか。
  • •リバランスの頻度は、年に1回など定期的に行う方が、手軽でNISAの年間投資枠の調整もしやすいと紹介されています。

• 手作り型ポートフォリオのメリット

  • 様々な資産がパッケージされたバランス型投信と比較して、自分で資産を組み合わせる「手作り型」には、以下のような強みがあるとされています。
    • •より低コストになる可能性がある
    • •自分だけのオリジナルの比率にできる
    • •現金が必要な時に、利益が出ている資産だけを選んで売却できるなど、柔軟で効率的な運用が可能になる

これらの知識は、新NISAの成長投資枠を使って株式以外の資産（債券、リート、金など）へ分散投資を行う際に、非常に参考になる内容だと紹介されています。