
お金か人生か――給料がなくても豊かになれる9ステップ
【特別編】お金か人生か 給料がなくても豊かになれる9ステップ 年収90万円でハッピーライフほか
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
FIRE(経済的自立と早期リタイア)はこの本から生まれたとさえ言われる伝説の本として紹介されています。単なる節約術や投資法ではなく、お金との関わり方を根本的に変えるマインドセットが学べる一冊だそうです。
お金と生命エネルギー
この本では、お金とは「あなたの生命エネルギーを差し出して手に入れるもの」だと定義されているそうです。ここで言う生命エネルギーとは、あなたの人生の時間そのものを指します。
- •机や自動車、スーツなど、身の回りのものを手に入れるために「人生の何時間を投資したんだろうか」と問いかけるだけで、お金の使い方が変わってくる気がしませんか?と紹介されています。
また、自分の本当の時給を考える際には、単に働いている時間だけでなく、仕事に付随するあらゆる時間や支出を考慮する必要がある、と指摘されています。
- •通勤にかかる時間やお金
- •仕事のための服や身だしなみにかかる時間やお金
- •仕事がなければ不要だったはずの外食費
- •仕事のストレス解消に費やす時間やお金
これらを考慮して計算すると、自分が思っていた時給の半分以下になってしまうこともあるとか。このプロセスを行うことで、物を買う時に「これは自分の命を1時間使ってまで手に入れる価値があるだろうか?」と考えるようになり、仕事選びの基準も変わってくるそうです。
独自の収支表で「本当に十分な支出」を知る
本書で推奨されているのは、一般的な家計簿とは異なるアプローチだと言われています。
- •世間一般の標準的な予算を組むのではなく、「あなたにとって十分な支出の水準」を知ることがポイントだそう。
- •そのためには、何かを買ったり使ったりする時に自分の心の中を観察し、「本当に満足しているか」を意識することが重要だとか。
- •食費、衣類、移動費といった一般的な分類ではなく、「あなた独自のカテゴリー」で収支表を作ることが勧められています。例えば、外食でも「贅沢のため」と「疲れているから」を分けたり、服でも「実用のため」と「ファッションを楽しむため」を分けたりする、といった具合です。
この独自の収支表に、先ほど算出した「生命エネルギー(人生の時間)」を組み合わせることで、「ガソリン代にどれだけの命を費やしているか」「ほとんど着ない服にどれだけの命を費やしているか」が明確に見えてくる、と紹介されています。
お金と幸福の関係
収支表が完成したら、次の問いを自分に投げかけることが幸福への鍵となるそうです。
- •その支出は、差し出した生命エネルギーに見合う満足感や価値を得られたか?
- •その支出は、自分の価値観や人生の目的と調和しているか?
これらの問いを通じて、自分の本当の価値観に沿ったお金の使い方に近づくことができ、より充実した人生を送ることに繋がる、と説明されています。
経済的自立を本気で達成したい人や、小手先のテクニックではなくマインドから変えたい人に特におすすめの一冊だそうです。
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