結婚滅亡～「オワ婚時代」のしあわせのカタチ～

日本人の未婚化が進んでいる本当の理由や、これからの時代を1人でも幸せに生きていく方法を知りたい人におすすめの一冊として紹介されています。2040年には人口の半分が独身となる「ソロ社会」が訪れるとされており、本書はそのような疑問に答えてくれるそうです。

未婚化の原因は価値観の変化などではなく、もっと本質的な社会構造の変化にあると解説されています。

• •かつての「皆婚時代」は、明治民法を起点とした国家的な結婚保護政策や、お見合い結婚・職場結婚といった社会的マッチングシステムによって支えられていたそう。
• •しかし、個人の自由が尊重される現代ではそのシステムが衰退し、未婚化が進むのは当たり前の結果だと説明されています。

また、現代社会が抱える問題点についても言及されています。

• •結婚はすべきという「結婚規範」に未婚者さえも強く縛られている日本の現状や、結婚を絶対的な正義として押し付ける「結婚の宣教師」のような人々の心理が分析されているとか。
• •結婚しない男女に対する「ソロハラスメント」の構造にも切り込んでおり、女性のセクハ被害の半分以上がこれに該当するというデータも紹介されているそうです。

これからの「ソロ社会」を幸せに生きるためのヒントも満載だとか。

• •人との繋がりの中で生まれる多様な自分を認める「1人トイロ」という考え方が提唱されています。
• •幸せとは結婚などの「状態」ではなく、誰かと何かを一緒にする「幸せる」という行動そのものであると述べられており、人との繋がりこそが幸せにつながると結論づけられています。