人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書

人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書

サムの本解説ch
【特別編】99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ 決定版ほか

サムの本解説chさんが紹介

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人的資本経営に興味がある方や、これからのリーダーとして必要なスキルを知りたい方におすすめの一冊として紹介されています。人的資本経営とは何なのか、従来の経営との違い、そしてどのようなスキルが求められるのかが解説されているそうです。

本書では、人的資本を理解するために、メジャーリーグのチーム運営を描いた『マネーボール』が例として挙げられています。ポイントは以下の3つだと説明されています。

  • 選手の極めて具体的な能力(大雑把な評価ではなく、出塁率など)に着目すること
  • チームの勝利という結果を出すために、必要な能力を備えた選手を組み合わせること
  • どんなに優れた理論も、現場のリーダーが選手とコミュニケーションを取り、実践して初めて機能すること

これをビジネスに置き換えると、一人ひとりの能力に「超具体的」にフォーカスすることで多様な個性が際立ち、それらを組み合わせて目的を達成しやすいチームを作ることが重要だとか。そして、人的資本を活かせるリーダーは極めて大きな価値を持つと述べられています!

人的資本経営の時代になると、以下の点で変化が起こるそうです。

  • 人材はコストではなく、リターンが期待できる「投資の対象」になる。採用は、仕組みを回すための欠員補充ではなく「勝利のための能力の補強」という考え方に変わる。
  • 管理職は、資源をやりくりするポジションから「資本からレバレッジをかけて利益を生み出すファンクション」になる。

これからのリーダーは、

  • 課長や部長といった肩書きではなく、部下を束ねチームで結果を出すマネジメントの能力が重視される。
  • 上位組織の中間管理職ではなく、自らチームのトップとして意思を持つ「横のトップ」になる。
  • 人的資本を活かす能力はポータブルスキルであり、企業の枠を超えてプロ化していく。
    といった存在になっていくと紹介されています。

プロスポーツチームの監督のように、多様なプレイヤーの力を引き出し、組み合わせながらチームを勝利に導く。そんな、これからの時代の管理職のあり方がわかる一冊だそうです。

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