
女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書)
【特別編】ズルい恋愛心理術 メンタリズムで相手の心を97%見抜く、操る
サムの本解説chさんが紹介
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「男は単純で、女は複雑だ」という言葉から、男女がなぜ分かり合えないのかという永遠の謎に迫る一冊として紹介されています。これまで感情や経験で語られがちだった「性愛」のテーマに、アメリカやイギリスなどの最新の研究を元に科学のメスを入れているそうです。
本書では、現代の進化論の視点から、男と女の欲望がなぜすれ違うのかが解き明かされているだとか。その根本的な理由は、人の脳が長い進化の過程でそのように設計されてきたからだと説明されています。
特に興味深いのは、男女の具体的な違いに関する以下のポイントです。
- 魅力的に感じる異性の年齢:
- •男性は20代であろうと50代であろうと、魅力的に思う女性の年齢は20代前半に集中するという、婚活サイトのビッグデータに基づいた衝撃的な結果が示されているそう。
- •一方で女性は、年代によって好む男性の年齢が変化する傾向があるとのことです。
- ホルモンが脳に与える影響:
- •男らしさや女らしさは、胎児の段階で浴びるホルモンの影響で脳の設計が異なることから始まると解説されています。
- •男性の脳は「攻撃中数」が発達し、女性の脳は「言語や情動を司る領域」が発達するなど、生物学的な違いがお互いの理解を難しくしているようです。
- 男女が見る「夢」の違い:
- •男の夢はポルノのファンタジーの世界にあるのに対し、女の夢はロマンスの物語の世界にあると説明されています。
- •女性にとってのエロスとは、社会的地位の高い「アルファの男」から愛されることであり、ロマンス小説はその本能的な欲望を満たすものだとか。
これらの違いは、単なる性格や価値観の違いではなく、進化の過程で生じた「利害の不一致」であるという視点が新鮮です。
「素人でも楽しめる」ように書かれているそうなので、パートナーの不可解な行動に悩んでいる方や、男女の思考の違いについて知的好奇心を満たしたい方にとって、多くの発見がある一冊かもしれません。
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