
改訂版 金利を見れば投資はうまくいく
【10分で解説】金利を見れば投資はうまいくいく
サムの本解説chさんが紹介
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投資で景気の先を読む方法として、「金利を見ること」が有効だと紹介されています。この本を読むことで、3つの金利を理解し組み合わせれば景気が見えてくるのだとか。
本書では、景気予測に使う3つの重要な金利が解説されています。
- •政策金利(短期金利): 中央銀行が景気を安定させるために操作する金利で、景気が良いと上がり(利上げ)、悪いと下がる(利下げ)そうです。
- •10年国債利回り(長期金利): 景気や長期的な資金需要の影響を大きく受けるため、景気の今を表すバロメーターと言えるものだとされています。
- •社債利回り: 企業が発行する債券の利回りで、発行する企業の信用力(返済能力)が反映されるそうです。
また、短期金利と長期金利を組み合わせることで、「金融政策サイクル」から景気の先を読むことができると説明されています。このサイクルは春夏秋冬の四季に例えることができ、景気の移り変わりを直感的に理解しやすくなっています。
景気に敏感な長期金利は素直に反応するのに対し、短期金利は慎重に動くため、両者の動きには1年程度のタイムラグが生じると考えられるそうです。
この金利の動きの差から生まれる「長短金利差(長期金利-短期金利)」は、景気の先行指標になると紹介されています。
- •夏に縮小し始めると、景気減速、すなわち秋が近いサイン。
- •冬に拡大し始めると、景気回復、すなわち春が近いサイン。
特に、金融引き締めが行われる夏から秋にかけて長短金利差がマイナスになったら、景気後退(冬)が近いという重要なサインと捉えても良いそうです。
動画内では「まだまだ紹介できていない部分が多いおすすめの本」とされています。
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