脳を鍛えるには運動しかない！最新科学でわかった脳細胞の増やし方

「かなりおすすめの本です！」と紹介されています。運動のメリットについて、これでもかというくらい徹底的に、かつ科学的なエビデンスを元に解説されており、「これは絶対に運動しなきゃ」と思わされる一冊だそうです。
運動が頭の良さや性格の良さにまで影響を与えるという、あまり知られていない事実についても触れられています。

運動によって得られる主な効果

• 頭が良くなる
  • •運動をすると、脳の栄養になるBDNF（脳由来神経栄養因子）という物質が作られ、脳細胞が増えたり、その機能が維持・成長したりするそうです。
• 集中力・記憶力がアップする
  • •長期的効果: 運動を習慣にすることで、集中力や思考力を司る脳の前頭葉が鍛えられるだとか。
  • •短期的効果: たった5分程度の運動でも、血流アップとドーパミンの分泌により、運動直後の集中力を高める効果があるそう。
• メンタルが安定し、ストレスに強くなる
  • •運動によって自律神経が整うため、感情の起伏が穏やかになり、メンタルが安定するとされています。

どんな運動がいいのか？

脳を鍛えるという観点では、有酸素運動が特に有効だそうです。

• •例：早歩きのウォーキング、ランニング、サイクリング、スイミングなど
• •目安：心拍数が上がり軽く汗が出る程度の運動を、30分から1時間、週に2〜3回行うことが推奨されています。
• •まずは5分程度の軽い運動からでも十分に効果があり、特に太ももなど足の筋肉を使う運動が、効率よく全身の血流を上げて脳に酸素を届けられるため最も効果的だとか。

なぜ運動はこれほど良いのか？

その根本的な理由は「人はそもそも動く生き物だから」と説明されています。人類の歴史のほとんどを占める狩猟採集時代、私たちの祖先は1日中動き回っていました。現代社会は急激に変化しましたが、私たちの体や脳の作りは当時からそれほど変わっておらず、運動をすることで体が本来あるべき状態に整うのだそうです。