
「学力」の経済学 (ディスカヴァー携書)
【10分で解説】「学力」の経済学
サムの本解説chさんが紹介
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科学的に証明された費用対効果の高い教育法がわかる一冊として紹介されています。
個人の成功体験談を一般化することの危険性を指摘し、多くのデータから見出される信頼性の高い教育法が解説されているそうです。
動画の中では、特に以下の2つの具体的なアプローチが紹介されていました。
1. ご褒美の効果的な与え方
ハーバード大学の研究によると、子供の学力を本当に伸ばすためには、ご褒美を与える対象が重要だとか。
- •テストの点数といった「アウトプット(結果)」にご褒美を与えても、学力は意外にも全く改善しなかったそうです。
- •一方で、本を読む、宿題をするといった「インプット(過程)」にご褒美を与えると、子供たちの学力は向上したと紹介されています。
- •特に、本を読むことに対してご褒美を与えられた子供たちの学力は、顕著に上昇したそうです。
子供たちは、ただ「良い点を取れ」と言われても、具体的に何をすれば良いのかわからないため、結果にご褒美を与えても効果が薄いと解説されています。
2. 子供の能力を伸ばす褒め方
コロンビア大学の実験で、褒め方の違いが子供の意欲や成績に大きな影響を与えることがわかったそうです。
- •「頭がいいのね」と元々の能力を褒めると、子供たちは失敗を恐れるようになり、意欲を失い成績が低下してしまっただとか。
- •「よく頑張ったわね」と努力を褒めると、子供たちは粘り強く挑戦するようになり、成績を伸ばしたそうです。
褒めるときは、「今日は1時間も勉強できたね」のように、子供が達成した具体的な内容を挙げて褒めることが、さらなる努力を引き出し、挑戦する心を育む上で重要だと紹介されています。
エビデンスに基づいた、より成功する可能性の高い教育法を知りたい方におすすめの本だそうです。
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