
やきとりと日本人~屋台から星付きまで~ (光文社新書)
【10分で解説】やきとりと日本人 屋台から星付きまで
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
普段何気なく食べている「やきとり」の、知られざる奥深い世界を知ることができる一冊として紹介されています。屋台の味から星付きの高級店まで、その歴史と文化の変遷が詳しく解説されているそうです。
やきとりが美味しくなった秘密
なぜ今のやきとりはこんなにも美味しいのか、その理由はブロイラーという肉用若鶏の登場にあると説明されています。
- •1960年頃から日本で生産が始まったブロイラーは、卵を産む前の若鶏のため、肉が非常に柔らかいのが特徴だとか。
- •それ以前は卵を産み終えた硬い鶏肉が主流だったため、ブロイラーの普及がやきとりの味を劇的に向上させたと紹介されています。
やきとりの意外な歴史
やきとりのルーツや発展の歴史についても、興味深い事実が語られているそうです。
- •やきとりのスタイルは、江戸時代のウナギのかば焼きに影響を受けていると言われているとか。
- •もともとは屋台から始まった庶民の味で、当時は安価だった牛や豚の内臓も串に刺して「やきとり」として売られていたという、今では驚くような歴史もあるそうです。
- •1990年代には地鶏が注目され、しっかりとした噛み応えのあるやきとりが登場し、味わいの幅が広がったと解説されています。
高級やきとり店の系譜
現在に至る高級やきとり店の文化を築いた、3つの重要な系統についても知ることができると紹介されています。
- •鳥しき系統の鳥よし: やきとり店で初めて煙と匂いをなくし、女性客も訪れやすい上品な店のイメージを作り上げたそうです。「ちょうちん」の名付け親でもあるとか!
- •バードランド: 奥久慈しゃもを使い、地鶏ブームを牽引した草分け的存在。ワインや「ソリレス」といった部位をいち早く取り入れた革新的なお店だと紹介されています。
- •伊勢廣: 大正創業の老舗で、やきとりのコースメニューを始めたお店と言われているそうです。
動画内では、この本に書かれている内容はまだまだ紹介しきれていない部分が多い、おすすめの一冊だと締めくくられています。やきとりがもっと好きになる、そんな知識が詰まっているそうですよ。
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