
一匹狼のすすめ―すべての組織人に贈る「活きる」ためのメッセージ (ディスカヴァーebook選書)
【10分で解説】一匹狼のすすめ すべての組織人に贈る「活きる」ためのメッセージ
サムの本解説chさんが紹介
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「一匹狼」というと、周囲から浮いた少し変わった人、というイメージがあるかもしれませんが、この本で語られる「真の一匹狼」こそ、今の時代に必要とされている存在だと紹介されています。
本書で言う「真の一匹狼」とは、単なるはみ出し者ではないそうです。
- •社会や人のためになることの実現を目指し、国家や組織の権力、従来の常識などに怯むことなく前進しようとする。
- •苦しくてもリスクを追い、責任を取る勇気と覚悟を持っている。
- •周囲に迎合したり人気取りをしたりするのではなく、本質を見極め、本質を貫いた生き方をする。
- •個人の利益のためではなく、はっきりとした哲学を持って行動する。
このような生き方は、周りから見れば「組織の調和を乱すやつ」と見なされ、孤立してしまうこともあるとか。しかし、その行動こそが現状の延長ではない新たな価値創造の火種となり、今まさに必要とされているイノベーションのきっかけになり得るのだと説明されています。
では、どうすれば「真の一匹狼」になれるのでしょうか。
そのためには、まず自分の未熟さや「真贋を見抜く力(神秘眼)」が低いことに気づくことが必要だそう。そして、最も大きな壁となるのが、理想と行動が伴わない「言行不一致」の状態だとか。このギャップに真剣に悩み、苦しみながらも壁を突破しようとすることで、人は大きく成長できると解説されています。
周囲からどれだけ批判されようと、自分の成長を信じ、正しいと思う行動を取り続けるしかないそうです。過去や自分の面子を気にしてチャンスを失うのではなく、「気づいた時にスタートすれば良い」というメッセージが込められていると紹介されています。
組織の中で自分の信念を貫きたい、本質的な仕事をしたいと考えるすべての人におすすめの一冊だそうです。
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