
YOUR TIME ユア・タイム 4063の科学データで導き出した、あなたの人生を変える最後の時間術
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
時間が足りないと感じていたり、今までの時間術がしっくりこなかったりする方におすすめの本として紹介されています。
この本では、私たちが気にするべきなのは時間そのものではなく「時間感覚」であると指摘されているそう。万人受けする時間術が存在しない理由を、科学的な根拠と共に解き明かしてくれる内容だとか。
まず、人間には時間を直接感じるための感覚器官がないにもかかわらず、なぜ時の流れを体感できるのか、という根本的な問いから始まります。その答えの鍵は、「人間の脳は常に確率を計算している」という考え方にあるとのこと。
私たちの脳は、目の前で起きた出来事に対して、過去の膨大な記憶データから瞬時に確率を計算し、次の行動を決める「推論マシン」のようなものだと説明されています。
そして、この本が導き出す「時間の正体」は衝撃的です!
人間は時間の流れを実感しているのではなく、「世界の変化率」を時間と呼んでいるに過ぎないのだそう。脳が一瞬の情景から確率計算を行い、過去と未来を作り出していると解説されています。
- •未来とは、今の状態の次に起きる確率が高い変化を脳が「予期」したもの
- •過去とは、今の状態の前に発生した確率が高い変化を脳が「想起」したもの
この考え方に基づき、本当の時間術とは「あなたの予期と想起を調整するもの」であるという、非常にシンプルなフレームワークが提示されています。
例えば、カレンダーに予定を書き込む時間術が、ある人には効果があり、別の人には効果が薄い理由も、このフレームワークで説明できるそう。カレンダーの本当の機能は、「予期の現実味を増す」ことであり、もともと予期への現実感が強い人にはあまり響かない可能性があるのだとか。
このように、時間管理の根本から見直すことで、自分にとって本当に有意義な時間を増やすための具体的な方法が解説されている、最後の時間術になるかもしれない一冊として紹介されています。
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