BRAIN DRIVEN （ブレインドリブン） パフォーマンスが高まる脳の状態とは

「やる気を出したい」「ワクワクしたい」「効率よく物事を達成したい」といった願いを持つ人にとてもおすすめの本として紹介されています。

この本では、パフォーマンスを高める脳の状態について、特に「やる気ホルモン」とも呼ばれるドーパミンの仕組みが詳しく解説されているそうです。

ドーパミンが人を操る仕組み

ドーパミンを理解する上で重要なポイントは以下の3つだと説明されています。

• •快楽に関わる: ドーパミンが分泌される時に、私たちは快楽を感じる。
• •報酬予測と報酬獲得: 「何か良いことがありそう」という予測の段階と、実際に目標達成や報酬獲得をした段階で分泌される。
• •強化学習: 一度得た快楽を「もう一度欲しい」と感じ、その行動が強化される。

このドーパミンのパワーは非常に強力で、私たちは日々操られていると言っても過言ではないそう。しかし、その性質を理解し、うまく利用することで人生を好転させることができると紹介されています。

ドーパミンを味方につける方法

ドーパミンを味方につけるには、目標設定の仕方が重要だそうです。

• •目標達成の価値を明確にする: 達成後のメリットを明確にすることで、ドーパミンが分泌されやすくなる。
• •目標を細かく分ける: 大きな目標を年・月・週・日単位にまで細分化することで、小さな達成感を積み重ね、ドーパミンを継続的に出すことができる。
• •適切にフィードバックする: 進捗を確認することでドーパミンが分泌される。特に、50分作業して10分休憩するなど、時間を区切って達成できたことを可視化すると、「これがドーパミンを操るということか、簡単じゃんてなります！」と紹介されています。

ドーパミンより重要な「セロトニン」

実は、ドーパミンよりも大事な脳内物質として「セロトニン」が挙げられています。
心身の健康という土台があってこそ、やる気や集中力といった脳の工事機能が発揮されるからだそう。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、脳全体のバランスを調整する指揮者のような役割を担っていると説明されています。

セロトニンを分泌させる方法は以下の通りだそうです。

• •日光を浴びる
• •リズミカルな運動をする
• •よく噛んで食べる

また、セロトニンは夜になると睡眠ホルモンであるメラトニンに変わるため、日中にセロトニンを十分に作っておくことが、夜の良質な睡眠にも繋がるとのこと。
ちなみに、セロトニンの材料となる栄養素を一度に摂れる食べ物としてバナナがおすすめされています。
脳のパフォーマンスを根本から高めるための、具体的で実践的な知識が学べる一冊だそうです。