
家なんて200%買ってはいけない! (ディスカヴァーebook選書)
【10分で解説】家なんて200%買ってはいけない!
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
マイホーム購入が必ずしも賢い選択ではないこと、そしてそのリスクを避ける方法を伝えるために書かれた本として紹介されています。不動産業者や金融機関のアドバイスに惑わされず、自分自身でしっかり考えて判断できるようになるのでおすすめの本だそうです。
家が「ただ」になる時代の到来?
本書では、衝撃的な未来予測が語られているそうです。
- •2040年には日本の住宅の40%が空き家になると予測されているとか。
- •少子化の影響は不動産市場にも及び、将来的には誰もがほぼ100%ただで家が手に入る時代が来るかもしれないと指摘されています。
- •しかし、相続などで手に入れた家も、維持費や固定資産税の支払いで逆に負担になる場合が多いと説明されています。
マイホーム購入に潜む大きなリスク
日本の住宅ローンには、海外とは異なる大きなリスクがあるとされています。
- •ローン返済が困難になり家を手放す際、売却しても借金が残る「残債リスク」が日本では一般的だそうです。
- •著者は実際に5000万円の家を3年半後に3800万円でしか売れず、「あの時賃貸にしておけばよかった」ととても後悔した経験があるとか。
- •結局、マイホーム購入で得をするのは不動産価格が上昇している時だけで、将来の価値を予測するのは非常に難しいと述べられています。
賢い住まい方の選択肢
家を持つことのリスクを避けるための、具体的な方法も紹介されています。
- •不動産を持ちたい人には、小額から始められリスクが少なく流動性の高い「リート(不動産投資信託)」がおすすめされています。リートの分配金を賃貸の家賃に当てるのが、現状で最も賢い方法だとか!
- •間違いだらけの家選びについても触れられており、高コストな床暖房や備え付け家電を避け、シンプルでカスタマイズが少ない家が一番良いとされています。
- •また、「意識高い系」の人たちが集まるコーポラティブハウスも、建設費が高く転売時に価値が下がるなど、安易に手を出すべきではないと注意喚起されています。
この本には、ここでは紹介しきれない内容がまだまだ多く含まれている、おすすめの一冊だそうです。
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