女女問題のトリセツ　イラつく女への7つの対処法 (SB新書)

独特の女の友情の育て方が、脳の違いという観点から学べる本として紹介されています。

女性脳の秘密

女性脳には特有のメカニズムがあるのだとか。

• •思春期には自我が最大限に肥大し、前髪を少し切りすぎただけで世界の終わりのように感じてしまうことがあるそう。これは、配偶に伴う脳の防衛本能によるものだと説明されています。
• •人類が共同で子育てをしてきた歴史から、女性には群れる本能が備わっているのだとか。「誰かに大切にされて安心したい」という感覚は、生殖本能の一環だと紹介されています。
• •誰もが群れの中で一番大切な存在でありたいと願っているため、無意識に「あの人と私のどっちが大切なの？」と比べてしまうことがあるそうです。これは未来の子供を守る母性だと思えば、可愛いものだと感じられるのだとか。

なぜ、あの女にイラつくのか？

女性が美しい女性に特別な感情を抱くのには、生物学的な理由があるそうです。

• •美しいことは能力の高さの証明であり、脳はもともと生殖能力が高く、勘が働く個体を「美しい」と感じる癖がある、と紹介されています。
• •美しい女性に戦わずして負けた気分になるのは、相手が動物として優秀であることの証しを脳が感じ取っているからだとか。
• •しかし、美人は女の敵じゃないとも説明されています。なぜなら、最終的に惹かれる相手は遺伝子レベルで決まるため、案外「いい男」は被らないからだそうです。

価値観の違う相手への対処法

女女関係のストレスを乗り越えるための具体的な方法も紹介されています。

• •共感は女女関係の接着剤であり、共感がないと関係がこじれやすいとされています。職場など価値観の違う人が集まる場所では、脳の使い方を切り替える必要があるそうです。
• 「心は受け止めて、事実は冷静に告げる」という、成熟した対話スタイルが有効だと紹介されています。
  • •相手の気持ちには「いいね」「わかる」と共感を示す。
  • •反論する際は「私には～のように感じる」と、自分を主語にして伝える。
  • •このテクニックは、相手を否定せずに自分の意見を伝えるためのビジネスマナーとしても役立つそうです。