
女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書)
【特別編】女と男 なぜわかりあえないのか
サムの本解説chさんが紹介
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「男は単純で女は複雑だ」という言葉から始まり、なぜ男女が分かり合えないのか、その謎に進化論や脳科学の視点から迫る一冊として紹介されています。
これまで日本であまり紹介されてこなかった欧米の様々な研究をもとに、男女の性愛や欲望の違いが解説されており、誰でも楽しみながら男女の違いについて理解を深められる内容だとか。
▼この本で解説されている男女の違いの例
- 魅力に感じる年齢の決定的な違い
- •1000万人が利用する婚活サイトのビッグデータ分析によると、男性は年齢に関わらず20歳前後の女性に最も魅力を感じる傾向があるそう。一方で女性は、自身の年齢に応じて好む男性の年齢も変化する、という驚きの結果が紹介されています。
- ホルモンが作り出す「全く異なる人生体験」
- •男女の違いは、胎児のときに浴びる性ホルモンから始まっていると説明されています。男性ホルモン「テストステロン」は男の子の脳を、女性ホルモン「エストロゲン」は女の子の脳を作り、その後の人生で体験することや感じ方まで全く違うものにしているそうです。
- 男の夢は「ポルノ」、女の夢は「ロマンス」
- •進化論的に、男は「競争する性」、女は「選択する性」として設計されてきたとされています。そのため、男性の性的ファンタジーがポルノに向かうのに対し、女性の夢見るエロスは、権力者である「アルファ」の男性に選ばれ、愛されるまでの物語(ロマンス)にあると解説されています。
本書で語られる内容は、「なるほど」と頷けるものから「そんなわけないだろう」と感じるものまで様々かもしれませんが、男女間のすれ違いの根源にある「利害の不一致」を科学的な視点から理解する、非常に興味深い一冊として紹介されています!
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