
脂質中毒 脳は「脂」を欲するようにできている
【10分で解説】脂質中毒 脳は「脂」を欲するようにできている
サムの本解説chさんが紹介
おすすめコメント
肉を食べる習慣があると、知らないうちに味覚が変化し、さらに脂質を求めてしまう「脂質中毒」に陥ってしまうことがあるそう。本書は、そのメカニズムや予防法、対処法が紹介されており、中毒から抜け出し健康な生活を送れるようになるのでおすすめの本だと紹介されています。
脂質中毒の正体
脂質中毒は、油をやめたくてもやめられない症状のことで、自覚しにくいのが厄介な点だとか。
- •癌による死亡リスクや脳梗塞・心筋梗塞で死亡するリスクが飛躍的に高まる。
- •認知症になりやすいというデータもあるそう。
そもそも人間は、飢餓に備えてエネルギー効率の良い脂質を「美味しい」と感じ、蓄えるように本能レベルでインプットされているため、飽食の現代でもつい摂りすぎてしまうようです。
さらに、第6の味覚である「脂肪味」は、毎日油を摂り続けていると感覚が鈍くなってしまい、知らず知らずのうちに過剰摂取につながってしまうと説明されています。
脂質中毒の直し方
脂質中毒から抜け出すための、具体的で続けやすい方法が紹介されています。
- 10日間だけ脂質を減らす
- •脂肪味を感じる細胞は約10日間で生まれ変わると言われているそう。まずは10日間、揚げ物を焼き物や蒸し物に変える、牛肉を鶏胸肉や魚に変えるといったレベルで脂質を減らすだけで、繊細な舌に生まれ変われるとか。
- 適正な満腹感を植えつける
- •腹八分目を守り、「ながら食い」や「早食い」をやめることが大切だそう。鰹節の出汁や昆布茶など「旨味」を利用すると、濃い味を好む味覚がリセットされ、満腹感を回復させやすいと紹介されています。
- 朝と昼で調整する
- •無理な食事制限は続かないため、朝と昼の食事でカロリーや脂質を抑えれば、夜は脂質を食べても問題ないそう。友人や家族との楽しい会食も我慢しなくて良いのは嬉しいポイントです!
無理なく健康を目指す運動法
食生活の改善に加え、無理なく続けられる運動のヒントも紹介されています。
- 1時間に1回だけ立ち上がる
- •長時間座り続けることのリスクを減らすため、連続した座位時間を中断するだけで健康につながるそうです。
- 運動の「ちょい足し」を習慣化する
- •歯磨きをしながらスクワット、休憩中にドローイングなど、日常生活の行動に小さな運動をプラスする方法がおすすめされています。
脂質との付き合い方を見直し、健康な体を取り戻すための具体的な知識と実践法が詰まった一冊のようです。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。