空気を読む脳 (講談社+α新書)

空気を読む脳 (講談社+α新書)

サムの本解説ch
【特別編】脳科学者 中野信子 総まとめ【ドーパミン、セロトニン、アドレナリン、オキシトシン、メラトニン等】

サムの本解説chさんが紹介

おすすめコメント

脳科学や心理学に興味がある方に超おすすめの本として紹介されています!
主に無意識に起こってしまう脳の反応について解説されており、人生で損しないための知識をたくさん学べるそうです。「やば俺の脳ってこんな勘違いを起こしちゃってるのか怖」というような、目からうろこな学びがたくさんあるだとか。

私たちの脳は気づかぬうちに色々な勘違いを起こしていて、その仕組みを知ることで生活の中での損を減らすことができると説明されています。

  • プラシーボ効果の威力

    • 「薬を飲んだから良くなる」という思い込みだけで、実際に脳から鎮痛物質「オピオイド」が分泌され、症状が和らぐことがあるそうです。
    • 作業が健康に良いと意識するだけで、体脂肪が落ちたり身体年齢が若返ったりしたというハーバード大学の実験も紹介されています。
    • 逆に、マイナスな思い込みが悪い影響を与える「ノーシーボ効果」についても知ることができ、知っているだけで損を防げる場合が多いとのこと。
  • 報酬とやる気の関係性

    • 報酬が多いせいで、かえって生産性や楽しさが減ってしまうことがあるという、驚きの研究結果が紹介されています。
    • これは、報酬が低いという矛盾した状況を正当化するために、脳が「この仕事は価値があるに違いない」と錯覚する「認知的不協和」という働きによるものだそうです。
    • この知識を活かし、自分を客観的に見て「認知的不協和の罠」にはまっていないか考えることが大切だと説明されています。
  • 前頭前野を鍛える3つの方法

    • 自分を客観視したり、論理的に考えたりする脳の超重要な部分「前頭前野」。ここを鍛えることは人生の豊かさに直結すると言われています。
    • 1. 新しい経験をたくさんする
      • いつもと違う道を通るなど、小さなことでも脳に良い刺激を与え、活性化させるのに大事だそうです。
    • 2. 余裕を持つ
      • 適度なストレスは最高のパフォーマンスを発揮させますが(ヤーキーズ・ドットソンの法則)、ストレスが多すぎるのは禁物。きちんと休息を取り、生活に余裕を持つことが重要だとか。
    • 3. 食事・睡眠・運動を整える
      • 食事:オメガ3脂肪酸(青魚、くるみ、えごま油など)は脳を成長させる原料になるそうです。
      • 睡眠:7時間以上の睡眠に加え、5〜20分程度のお昼寝は夜の睡眠の10〜20倍の回復効果があるという研究もあるとのこと!
      • 運動:血流アップとBDNFという物質の分泌により、前頭前野が鍛えられると紹介されています。

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。